大黒天物産news|23年度売上高2701億円11.5%増・経常利益2倍の大幅増益

大黒天物産(株)(岡山県倉敷市、大賀昭司社長)の2024年5月期は、売上高が2700億7700万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は93億5200万円(107.9%増)、経常利益は95億4300万円(97.0%増)、純利益は63億0600万円(102.4%増)となった。前期は2022年8月に本格稼働した関西物流RMセンターの立ち上げ費用等が含まれていりため、増益幅が大きくなった。

営業利益率、経常利益率ともに3.5%。

大黒天物産では「魅力ある店づくり6項目」、具体的には①価格、②品質、③売場、④活気、⑤ 環境整備、⑥接客の徹底をスローガンに、顧客に支持される小売業を目指して取り組んでいる。

ESLP(エブリデイ・セーム・ロープライス)による地域最安値価格を目指し、自社開発商品の中身を徹底的に「アナライズ」(分析)し改良を重ねた、「高品質・低価格」な商品「D-PRIDE」を前面に打ち出して展開している。また自社物流の構築による物流コスト削減、産地からの最短定温物流実現による生鮮食品の鮮度向上も進める。

成長戦略として、高速多店舗化出店を掲げ、店舗数の増加によって中国および関西の両センターの稼働率を上げることでコスト削減を図った。

23年度は石川県、熊本県、新潟県、岡山県、佐賀県(県内初出店)、大阪府、福岡県、鳥取県、徳島県、滋賀県、山口県にそれぞれ1店舗の計11店舗を出店。そのうち2店舗は100%センター供給の店舗フォーマット「SFO店舗」で出店している。これは従来の店舗と比べて、出店コストと店舗運営コストの削減につながっている。また6店舗の改装を行った。

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