ジェーソンnews|第1Q 売上高72億円1.1%減の減収減益、店舗数113
ディスカウントストアを展開する(株)ジェーソン(千葉県柏市、太田万三彦社長兼会長)の2025年2月期第1四半期は、売上高が72億1384万円(前期比1.1%減)、営業利益3億1398万円(13.0%減)、経常利益3億2372万円(12.4%減)、四半期純利益1億9851万円(14.0%減)の減収減益だ。
営業利益率は4.4%、経常利益率は4.5%。
ローコストでの店舗運営を推進しながら、JV商品やオリジナル商品の強化、居抜き物件主体のスクラップ&ビルドを進めた。JV(ジェーソン・バリュー)とは独自ルートで仕入れた在庫限りの商品を言う。また売上高は、主力商品であるペットボトル飲料の販売自体は引き続き好調に推移したものの、飲料比率が高まったことによる一部商品配送の混乱と商品ラインナップの偏りなどにより、売上げの伸びは計画を下回った。
利益面では、各種コストの抑制や水道光熱費等の低減効果もあったが、売上高および売上総利益の減少を補うには至らず、減益となった。
現在自社物流の適正化に向けて、トラックの増車や配送システムの一部見直しなどの対応策を進めている。5月に東京都東村山市の「東村山青葉町店」が開店して、直営店舗数は113店舗。
子会社で (株)尚仁沢ビバレッジは、計画通り既存設備の一部入れ替えを実施。設備投資に係るコストについても吸収し製造原価の低減を継続しながら、連結業績に寄与した。同社は栃木県塩谷郡の尚仁沢(しょうじんざわ)湧水によるPB「尚仁沢の天然水」、「はじける強炭酸水(天然水の炭酸水)」を製造している。