ヤマザワnews|第1Q売上高1.8%の250億円増収も赤字
(株)ヤマザワ(山形県山形市、古山利昭社長)の2025年2月期第1四半期は、売上高が249億6900万円(前年同期比1.8%増)、営業損失は4億0800万円(前年同期は7800万円の営業利益)、経常損失は2億2300万円(前年同期は9700万円の経常利益)、そして四半期純損失が1億8600万円(前年同期は6億7600万円の四半期純利益)の赤字だ。
スーパーマーケット事業の売上高は217億8500万円(前年同期比2.0%増)。
ヤマザワブランドづくりに注力した。「だしが旨い」「だしが香る」シリーズの商品開発・拡大や、農林水産省推奨の野菜摂取運動と連動した野菜350g運動と題したチラシ企画や売場づくり、また即食できるフレッシュサラダコーナーの売場拡大、既存商品の野菜を増量した商品開発などだ。ギフト専用のネットショッピングサイトでは地元特産品を拡充した。
生産性向上では、AI自動発注システムの拡大やセルフレジの増設を進めた。
移動スーパー「とくし丸」事業は山形県内12台、宮城県内2台、秋田県内9台の合計23台が稼動している。
2024年3月に宮城県多賀城市の「多賀城店」、4月に山形県山形市の「富の中店」、5月に宮城県仙台市の「田子店」を改装した。店舗数は山形県内44店舗、宮城県内19店舗、秋田県内8店舗の71店舗。2023年11月に「サンコー食品 新惣菜工場デリカセンター」(山形県山形市)を稼働させている。
(株)ヤマザワ薬品が運営するドラッグストア事業の売上高は31億8200万円(前年同期比0.7%増)。
ヤマザワとドラッグヤマザワでは自社ポイントカードのサービスを終了し、「楽天ポイントカード」と「楽天Edy」機能を搭載した「ヤマザワEdy‐楽天ポイントカード」へ切り替えた。これによりデータマーケティングの活用、販促施策の強化を図る。