ZOZOnews|第1Q売上高504億円9.8%増も経常利益0.3%減

(株)ZOZO(千葉県千葉市、澤田宏太郎社長)が2025年3月期の第1四半期決算を発表した。

4月1日~6月30日の業績は、売上高503億8700万円(前年同期比9.8%増)、営業利益158億9500万円(0.2%増)、経常利益158億9200万円(0.3%減)、四半期純利益111億0900万円(0.8%増)の増収減益だった。

営業利益率31.5%、経常利益率31.5%。

第1四半期の商品取扱高は1418億8500万円(7.6%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は1326億3100万円(7.5%増)となった。売上総利益は469億5600万円(9.1%増)で、売上総利益の商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する粗利率は35.4%となり、前年同期と比較して0.5ポイント上昇した。

販売費および一般管理費は310億6000万円(14.3%増)、商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合は23.4%と前年同期と比較して1.4ポイント上昇している。

同社は、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」と、ファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活動を行っている。

ZOZOTOWNではユニークユーザー数の増加とコンバージョンレート(ユニークユーザーの購買率)向上を目指し、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイトづくりに注力している。

具体的には、セールイベント「ZOZOWEEK」(5月15日~26日の12日間)や夏の本セール(6月21日~)開始期間にはTVCMを放送し集客を強化するなど、ZOZOTOWNの販売力を最大化に取り組んだ。引き続き、多様化するユーザーニーズに対応できるように、幅広いジャンルの新規ブランドの出店も進めた。

また、コスメカテゴリー強化を図り、「ZOZOCOSME」に注力している。ZOZOCOSMEでは6月末時点で国内外の750以上のコスメブランドを取り扱っているが、さらに新規ブランドの誘致とラインナップの拡大を進めていく。

さらに、同社独自のAIを活用した超パーソナルスタイリングサービス「niaulab(似合うラボ)」を開始し、購買の上流にアプローチする「似合う」を軸としたソリューションの提供を目指している。

通期は、売上高2144億円(8.8%増)、営業利益642億円(6.9%増)、経常利益642億円(7.4%増)、当期純利益452億円(1.9%増)を見込む。

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