U.S.M.Hnews|第2Q営業収益3584億円1.6%増・経常損失5億円

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長、略称:U.S.M.H)が2025年2月期第2四半期の決算を発表した。3月1日~8月31日の連結業績は、営業収益3583億9400万円(前年同期比1.6%増)、営業損失6億5000万円、経常損失5億2100万円、純損失21億4200万円となった。

(株)マルエツにおける客数伸長により営業収益増に寄与し、売上総利益は利益率改善により前年同期比101.9%を確保したが、競争対策として加工食品を中心に価格訴求を強化したことで、売上総利益率は全体で想定水準を下回った。

販管費は、労務費や物流費の上昇、セルフレジを含む決済機能の強化、さらには「マルエツ草加デリカセンター」への投資等を織り込み、前年比104.0%とほぼ想定した水準となったが、営業利益は減益となった。また子会社3社とも税制改正に伴う外形標準課税の税率変更を織り込んだため、中間純利益の減少に影響した。

子会社別の状況では、(株)マルエツは来店客数及び客単価が前年同期を上回ることで営業収益は増収。また売上総利益をはじめとした数値が改善し経常利益は前年同期に対し増益を確保したが、最終利益は減益となった。

(株)カスミは、客数が回復傾向にあり、客単価も前年同期を上回ったことで営業収益は増収したものの、売上総利益率が前年同期に対して0.9%悪化し、最終利益は前年同期に対し、12億円の減益となった。

マックスバリュ関東(株)は、前期末に店舗を閉鎖した影響により営業収益が前年同期比99.0%となり、さらに販管費が1.3%増加したことで、営業利益は前年同期比を下回り、最終利益は前年同期に対し2億円の減益となった。

店舗面では期間中、マルエツが3店舗、カスミが2店舗を新設した。一方、経営資源の効率化を図るため、マルエツが1店舗、カスミが2店舗を閉鎖し、間末店舗数は、531店舗となった。

U.S.M.Hは同日、通期業績予想の下方修正を発表した。
■予想数値の修正
営業収益/前回発表予想7451億円→今回修正予想7275億円
営業利益/85億円→59億円
経常利益/84億5000万円→58億5000万円
当期純利益/18億円→△9億円
※今年11月30日に統合を予定している(株)いなげやの数値は織り込んでいない。

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