マキヤnews|第2Q営業収益435億円15.4%増・経常利益7.3%減
ディスカウントストアの「エスポット」「業務スーパー」などを展開する(株)マキヤ(静岡県富士市、早川紀行社長)が2025年3月期の第2四半期決算を発表した。
4月1日~9月30日の連結業績は、営業収益435億0100万円(前年同期比15.4%増)、営業利益9億3000万円(5.7%減)、経常利益9億8000万円(7.3%減)、中間純利益6億4000万円(10.6%減)の増収減益だった。
営業利益率2.1%、経常利益率2.3%。
マキヤグループは2025年3月期~2027年3月期中期経営取組施策である「収益性の拡大(売上高の拡大、経常利益率の改善)」、「資本効率の向上(ROE[自己資本利益率]の上昇対策)」、「株主還元の充実(配当性向・DOE[自己資本配当率]の向上)」の達成に向け、各課題と対策に取り組んでいる。
「収益性の拡大」対策として、EC事業(ネットモール)とのグループシナジーでネットモールとリアル店舗の販路拡大、品切れ撲滅とフェイスアップ・ボリューム陳列の徹底、値引・廃棄ロス率の削減等について重点的に取り組んでおり、値引き・廃棄ロス率は前年同期比で約9%改善している。
5~7月にエスポット新横浜店(神奈川県横浜市)を大規模全面改装し、7月に業務スーパー焼津小川店(静岡県焼津市)を新規開店した。
小売業の営業収益は400億3500万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は11億7200万円(6.8%増)だった。
「フード(食品)」部門は、「エスポット(フード)」、「ポテト・マミー」、「業務スーパー」の全ての業態で好調に推移し、生鮮食品、日配食品、加工食品はいずれも前年同期を上回り、前年同期比7.9%増となった。「ノンフード(非食品)」部門は、HBC(ヘルス&ビューティーケア)商品とリユース事業が順調に推移し、前年同期比2.3%増となった。
不動産賃貸事業の営業収益は2億0400万円(2.7%減)、営業利益は7400万円(5.8%減)。
EC事業の営業収益は32億6100万円(9%増)。売上高の拡大に伴う人材に対する先行投資と「のれん」の償却により、営業損失は8600万円となった。