ワッツnews|第2Q売上高304億円0.7%増・経常利益15.6%増

(株)ワッツ(大阪市中央区、平岡史生社長)が2025年8月期の第2四半期決算を発表した。

2024年9月1日~2025年2月28日の連結業績は、売上高304億6500万円(前年同期比0.7%増)、営業利益8億2000万円(10.3%増)、経常利益8億6600万円(15.6%増)、四半期純利益5億3600万円(23.1%増)と、増収増益だった。

営業利益率は2.6%、経常利益率は2.8%。

売上高は、主に100円ショップの既存店売上高が堅調に推移し増収となった。利益面は、雑貨の仕入原価が減少傾向で、高額商品の売上高が好調に推移していることから売上総利益率が改善し、設備費や水道光熱費の増加があるものの、出店・退店ともに計画より少なかったため出退店コストが減少したことなどから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益は増益となった。

100円ショップ「Watts(ワッツ)」「Watts with(ワッツ ウィズ)」「meets.(ミーツ)」「silk(シルク)」などを展開するワッツグループは、収益源の多角化を図るべく、国内100円ショップ事業だけではなく、ファッション雑貨店やディスカウントショップの運営などの国内その他事業、海外事業にも取り組んでいる。

国内100円ショップ事業では、タレントやアニメキャラクターとのコラボ商品導入の推進、ワッツオリジナルコスメ「fasmy(ファスミー)」の新作導入、「ワッツオンラインショップ」における「店舗受け取り」の推進、高額商品の取扱いアイテム数の増加と顧客ニーズに合った商品への入替え、精算業務効率化に向けたセルフレジの導入などを進めてきた。

出店状況については、通期計画の152店舗に対して65店舗の出店を行った。一方、不採算店舗の整理や母店閉鎖による退店が36店舗(うちFC4店舗)あり、当中間連結会計期間末の店舗数は、直営が1831店(33店舗純増)、FCその他が10店(4店舗減)の計1841店となった。また、Wattsブランド店舗である「Watts」「Watts with」については1438店(55店舗純増)と全体の78.1%を占める。

国内その他事業については、心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」は10店舗(2店舗減)となった。時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne(ときのね)」は、直営1店舗(増減なし)に加え同社100円ショップ店舗内でコーナー展開している。生鮮スーパーとのコラボした「バリュー100」は1店舗(増減なし)、ディスカウントショップ「リアル」は7店舗(増減なし)となっている。

海外事業については、東南アジアを中心とした均一ショップ「KOMONOYA(こものや)」は、タイで13店舗(1店舗減)、ペルーで5店舗(増減なし)となった。中国での均一ショップ「小物家園(こものかえん)」は4店舗閉鎖(退店)となり、自社屋号の「KOMONOYA」の店舗数は18店(5店舗減)となった。

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