サンデーnews|年商465億円・営業損失3億円・経常損失2億円の赤字決算
(株)サンデー(青森県八戸市、大南淳二社長)が2025年2月期の本決算を発表した。2024年3月1日~2025年2月28日の連結業績は、売上高465億8700万円(前期比1.7%減)、営業損失3億0300万円、経常損失2億6200万円、当期純損失21億1800万円(前期は1億4900万円の純損失)。
当期純損失は、不採算店舗の減損損失12億7800万円の特別損失を計上したこと、繰延税金資産を取り崩したこと等による法人税等調整額5億0600万円を計上したことによる。
サンデーは東北6県にホームセンター、スーパーセンター、カーショップ、ペット専門店などを展開する。同社はスローガンである「Save Money Good Life(節約による豊かな暮らし)」を実現するため、より良い商品とサービスを提供することに努めた。
営業概況については、長引く物価高の影響で耐久消費財の買い控えが見られたこと、春先の低温や夏季の東北地方への台風上陸、長引く猛暑の影響などにより、DIY関連用品やガーデニング、レジャー・アウトドアなど、季節商品の需要が低下し、売上高は減少した。
冬期間は、年末から2月にかけて東北各地で低温や記録的大雪となったことで、除雪用品や防寒作業衣料、車載用のスノーブラシなど雪対策に関連する商品群が伸長。第4四半期期間(12月~2月)は増収に転じたが、第3四半期累計期間(3月~11月)までのマイナス分はカバーできなかった。
一方、ペット専門店Zoomore(ズーモア)は、専門店ならではの品揃えやサービス、ペットと共に楽しめるイベントの開催等が奏功し、売上高、営業利益ともに前年を上回った。
また同社で購入した商品を宅配するだけでなく、DIYアドバイザー資格をもつ従業員が補修・修繕・取付まで実施するSUN急便で、東北地方の少子高齢化に伴う人口減少を背景に好評を得ており、受注件数・取扱い売上高ともに前年を上回っている。
次期は、売上高478億円、営業利益3億円、経常利益3億1000万円、当期純利益1000万円を見込む。