DCMnews|第1Q営業収益1383億円2.2%減・経常利益1.6%減

DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長)が2026年2月期の第1四半期決算を発表した。

3月1日~5月31日の連結業績は、営業収益1383億2700万円(前年同期比2.2%減)、営業利益96億8500万円(5.4%減)、経常利益91億5500万円(1.6%減)、四半期純利益58億8100万円(3.4%増)となった。

営業利益率7.0%、経常利益率6.6%。

販売面については、3月は気温上昇に伴って除草関連商品や殺虫剤などが好調に推移した。4月以降は気温が上がらない日も多く、また多雨だったこともあって屋外作業用品やバーベキュー関連商品は低調だった。DCMブランド商品については、原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇、物流コストの上昇などの影響を受けているが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化などに取り組んだ効果もあり、売上高構成比率を引き上げることができた。また、エクスプライス(株)のPB商品(MAXZEN)についても重点販売に取り組んだ。

園芸部門の売上高は266億8400万円(4.1%減)。
3月は全体的に好調に推移したが、4月以降は低温と降雨の影響によって、除草剤や刈払機などの除草関連商品や殺虫剤は低調だった。植物については、花苗や切り花は低調だったが、野菜苗は好調に推移した。

ホームインプルーブメント部門の売上高は264億6700万円(2.3%減)。
DIY関連商品については、プロ向けの商品は好調に推移している。家具転倒防止用品などの防災用品については、防災需要の反動減により低調に推移したが、空調服や遮熱シートなどの猛暑対策商材は好調だった。。

ホームレジャー・ペット部門の売上高は191億8700万円(4.6%減)。
多雨の影響により自動車用ワイパーやガラス撥水剤などは好調に推移したが、バーベキュー関連商材を中心としたレジャー用品は低調だった。犬猫フードを中心としたペット用品については、前期の反動を受けて低調だった。

ハウスキーピング部門の売上高は198億7800万円(1.0%減)。
マスクなど衛生用品の需要は低下しているが、洗濯洗剤や柔軟剤は好調に推移した。天候不順の影響で殺虫剤や防虫剤は低調だったが、水や米などの食品が好調に推移した。

ホームファニシング部門の売上高は144億2600万円(4.5%減)。
リニューアルしたDCMブランドのフライパンや清掃用品などは好調に推移したが、節約志向の高まりによる買い控えの影響を受けて、部門全体で低調に推移した。また、寝具や家具収納などの新生活用品も低調だった。

ホームエレクトロニクス部門の売上高は100億6000万円(6.4%減)。
4月以降は気温が上がらない日も多く、エアコンや扇風機などの電気冷房機器は低調だった。花粉対策として空気清浄機が、また、蛍光灯製造中止による交換需要の高まりによってLED蛍光管が大幅に伸長した。

今期は4店舗を新規出店し、4店舗を閉店した。5月末時点の店舗数は843店。

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