クリエイトSDnews|年商4571億円8%増・経常利益12%増の増収増益

(株)クリエイトSDホールディングス(神奈川県横浜市、廣瀬泰三社長)が 2025年5月期の本決算を発表した。

2024年6月1日~2025年5月31日の連結業績は、売上高4570億9300万円(前年比8.2%増)、営業利益226億2500万円(11.9%増)、経常利益234億1400万円(12.1%増)、当期純利益156億8500万円(14.6%増)の増収増益となった。

営業利益率4.9%、経常利益率5.1%。

グループの中期経営計画の達成に向けて、調剤併設型ドラッグストアを中心とした既存エリアのドミナント深耕を継続しつつ、「生活・予防・医療・介護」の各領域において地域に貢献する総合ヘルスケアサポートを推進している。

ドラッグストア事業については、継続的な物価上昇により消費者の節約志向と選別消費への意識が一段と高まりを見せるなか、地域住民の健康と生活を支えるライフラインとして、EDLP(エブリデイ・ロープライス)施策を継続推進した。また、ワンストップ・ショートタイムショッピングの実現を目指し、調剤薬局の併設や、生鮮食品を始めとした食品の品揃えを強化し、小商圏における利便性と専門性の向上に引き続き取り組んだ

物販部門ではEDLP施策の継続推進により、引き続き既存店売上高・客数は好調に推移した。ビューティケア強化業態の「Cremo」の出店再開、医療と連携したクリニックモール併設店舗の開発、既存店舗におけるMDの見直し改装や増床改装など、多様なフォーマットによる新規出店に加え、既存店競争力の強化に取り組んだ。調剤部門では、近隣医療機関との連携強化や各種加算の算定強化に注力したほか、電子処方箋の応需体制整備や調剤室の拡張改装などに取り組み、処方箋応需枚数と処方箋単価は堅調に推移した。

経費面では、現場での人員コントロール、店舗屋上への太陽光パネル設置、新物流センターの稼働など、経費抑制に加えて環境経営の推進にも積極的に取り組んだ。

ドラッグストアを40店舗新規出店し、5店舗を閉鎖した。調剤薬局は、ドラッグストアへの併設調剤薬局を36店舗、調剤専門薬局を1店舗開局1店舗の計37店舗開局した。5月31日時点の店舗数はドラッグストア787店舗、食品スーパー1店舗、ドラッグストア複合の生鮮食品専門店5店舗、調剤薬局は調剤専門薬局38店舗、ドラッグストアへの併設調剤薬局417店舗の合計455店。

介護事業については、有料老人ホーム、デイサービスともに接遇に力を入れ、利用者の満足度アップと稼働率の向上を図った。5月31日時点で、介護付有料老人ホーム2施設、リハビリを専門とする半日型デイサービスセンター37施設を運営している。

2026年5月期の通期は、売上高4915億円(7.5%増)、営業利益241億円(6.5%増)、経常利益249億円(6.3%増)、当期純利益163億円(3.9%増)を見込む。

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