しまむらnews|第2Q売上高3436億円3.9%増/各事業でPB・JB開発強化
(株)しまむら(埼玉県さいたま市、高橋維一郎社長)が 2026年2月期の第2四半期決算を発表した。
上半期(2月21日~8月20日)の業績は、売上高3435億7700万円(前年同期比3.9%増)、営業利益314億6100万円(0.2%増)、経常利益325億5600万円(1.8%増)、四半期純利益229億0100万円(3.6%増)だった。
営業利益率は9.2%、経常利益率9.5%。
主力のしまむら事業の売上高は2551億4900万円(3.4%増)。商品力強化策として、自社開発ブランド(PB)およびサプライヤー との共同開発ブランド(JB)の品揃えを拡充した。PBでは、吸水速乾や冷感素材などの「FIBER DRY」が好調に推移した。また、健康意識の高まりを受けて展開した「活き活きラボ」シリーズも好調だった。JBでは、「SEASON REASON」の素材や機能、シルエットにこだわった高価格帯商品が好調だった。店舗数は期中に5店舗を開設、5店舗を閉店し、1416店舗となった。
アベイル事業の売上高は348億7500万円(3.3%増)。JBを中心としたトレンド提案を推進するとともに、気温の変動に左右されにくいキャラクター商品の拡充を進めた。促面では、6月21日から実施した重点催事や8月の「TGC teen 2025 SUMMER」への出展が、幅広い層への認知度の向上に繋がった。店舗数は期中に2店舗を開設し、318店舗となった。
ベビー・キッズのバースデイ事業の売上高は401億5100万円(5.4%増)。主力のJBやPBの進化に加え、キャラクター商品の拡充などで幅広いターゲット層を取り込んだ。販促では、5月21日から実施した25周年企画が成功し、それ以降も客数の増加が継続した。また、新規ブランドやインフルエンサーとのコラボ企画をポップアップ店舗で展開したことが新規顧客の獲得と認知度の向上に繋がった。店舗数は期中に1店舗を開設し、337店舗となった。
シャンブル事業の売上高は82億8300万円(8.7%増)。25周年企画やラインロビングによる品揃えの拡充が客数増加に効果的だった。また、前年 度から取り組んでいる既存店舗での新型レイアウトを導入したことでVMD(ビジュアルマーチャンダイジン グ)が向上し、売上げが伸長した。期中の店舗開設・閉店は無く、店舗数は変わらず123店舗。
靴のディバロ事業の売上高は5億3800万円(12.6%増)。商品面では靴のトレンドである「立ったまま履ける靴」が好調に推移した。また6月にオープンした「喜久田FM店」でサイズ計測会の実施が客数増加に効果を発揮し、オープン期間の売上高は過去最高を記録した。 店舗数は期中に2店舗開設し、18店舗となった。
全域で店舗を展開する総合衣料の専門店思夢樂事業の売上高は9億3400万NT$(台湾ドル、45億7700万円)で8.8%増。思夢樂オリジナル商品やラインロビングによる品揃えの拡充を推進した。期中1店舗を開設、1店舗を閉店し、店舗数は44店舗となった。