コメリnews|第2Q営業収益2012億円1.2%増・経常利益7.1%増の増収増益
(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)が 2026年3月期の第2四半期決算を発表した。
4月1日~9月30日の連結業績は、営業収益2012億3400万円(前年同期比1.2%増)、営業利益153億5900万円(3.7%増)、経常利益156億0500万円(7.1%増)、中間純利益103億6000万円(8.4%増)と、増収増益だった。
営業利益率7.6%、経常利益率7.8%。

商品部門別の売上高は、最大売上高の園芸・農業・ペット用品が706億9400万円(2.1%増)と堅調だった。日用品・家電・カー・レジャー用品は382億0400万円(0.9%増)、工具・金物・作業用品は358億8900万円(1.3%増)と、前年同期比増となった。
一方でリフォーム資材・エクステリア用品は、合板などの単価下落による販売金額の低下が影響し283億8100万円(0.8%減)、インテリア・家庭・オフィス用品も、秋冬への衣替えが遅れ、収納用品の販売が低調だったことから166億1500万円(1.6%減)と前年同期比減となった。
PB商品については、カー用品ブランドの「CRUZARD(クルザード)」や、カジュアルウェアブランドの「SOLVIC(ソルビック)」が売上げ・利益拡大に貢献した。売上高構成比率は49.7%(0.8%増)。
リフォーム事業は、1200を超える全店舗において受け付け体制を整えているが、消費者の節約志向が背景にあり、客単価が落ち込み、売上高前年同期比は99.8%だった。全国のコメリ店舗で住宅設備機器などの取り付け・交換を行う「住急番取付」や、シロアリ・害虫駆除、庭木の手入れなどの「住急番サービス」の売上高は前年同期比106.8%と堅調に推移した。
コメリでは、より専門性の高い知識の習得を目指し、リフォームマイスター2級を全店従業員の82.7%(8.2%増)が取得している。
イーコマース事業は、売上高前年同期比は115.3%と好調に推移した。1200の店舗網とシステム環境を活かし、ネットとリアルの相互送客が可能な体制づくりに努めている。ECサイト「コメリドットコム」では、注文した商品を身近な店舗で受け取ることのできる BOPIS サービスを推進している。送料負担のない店頭受け取り比率は80%を超えた。
自社カードは、個人・農業者・個人事業主・法人企業・公共団体の多様な決済ニーズに応えられるよう6種類発行している。また、顧客の年間の買物金額に応じてポイント率を優遇する施策である、FSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)を導入している。
DXの取り組みでは、セルフレジの導入やキャッシュレス決済を推奨することで、レジでの待機時間を削減するとともに、従業員の接客時間の充実に努める。セルフレジの設置店舗は大型店を中心に149店舗(1店舗当たり平均6台)となった。決済手段の多様化のニーズに対応するため、コメリカードとアプリを連携させたスマホ決済サービス「コッコ Pay」に加え、6月から各種コード決済サービスを導入している。店舗作業を省力化・省人化するため、大型店を中心に26店舗へお掃除ロボットを導入した。
パワー2店舗、PRO2店舗、ハード&グリーン1店舗を新規出店し、6店舗を退店した。9月30日時点の店舗数はパワー116店舗、ハード&グリーン1088店舗、PRO21店舗、アテーナ2店舗、合計1227店となった。
通期は、営業収益3910億円(3.1%増)、営業利益235億円(4.9%増)、経常利益237億円(6.5%増)、当期純利益146億円(6.4%増)を見込む。
