丸井news|第2Q売上収益1364億円10.1%増・経常利益17.3%増
(株)丸井グループ(東京都中野区、青井浩社長)が2026年3月期の第2四半期決算を発表した。
4月1日~9月30日の連結業績は、売上収益1364億2700万円(前年同期比10.1%増)、営業利益263億9500万円(22.7%増)、経常利益230億5800万円(17.3%増)、中間純利益230億5800万円(22.0%増)と増収増益だった。グループ総取扱高は2兆6137億円で前年比10%増だった。フィンテックのカードクレジット取扱高が全体をけん引したことにより、半期として過去最高となった。
営業利益率19.3%、経常利益率16.9%。

丸井グループは大きく分けて小売事業とフィンテック事業がある。
小売りセグメントの営業利益は51億円(57%増)で前年を19億円上回った。マルイ・モディ店舗においては、リアル店舗ならではの価値創出を目指し、「売ること」を目的としない体験型テナントやスクール、飲食・サービスなどの導入を進め、非物販テナントの面積構成は65%(3%増)となり、カテゴリー転換が着実に進んだ。新たなテナントの導入により店舗の未稼働区画の面積は減少し、施設のバリューアップが進んだことから、営業利益は4期連続の増益となった。
2022年からスタートしたマルイの出店サービス「OMEMIE(おめみえ)」は、全国のマルイ・モディの出店スペースの検索から契約までをオンラインで完結することができるサービスで、新規テナントの導入が進んでいる。
フィンテックセグメントの営業利益は254億円(14%増)で、前年を31億円上回った。戦略的に進めている「家計シェア最大化」の取り組みによって家賃払いや、公共料金などの定期払いが伸長したことで、第2四半期のカードクレジット取扱高は1兆2252億円(10%増)、第2四半期累計では2兆4066億円(10%増)とそれぞれ過去最高となった。
分割・リボ取扱高は2316億円(11%増)と拡大し、流動化債権を含む分割・リボ払い残高は過去最高の4857億円(7%増)となった。
エポスカードの新規会員数は、前年から5万人増えて43万人となった。期末会員数は、前年から38万人増えて過去最高の811万人となった。これまで事業の成長をけん引してきたゴールドカードに加えて、アニメを代表とする一人ひとりの「好き」を応援するカードの取り組みを強化している。「好き」を応援するカードの新規会員は、前年から3万人増えて19万人となり、期末会員数は25万人増えて126万人となった。

