ファミマニュース|5月はファミマ18%増・サークルKサンクス▲38%と明暗

(株)ファミリーマートは、5月の営業実績を発表した。

既存店の日商は、ファミリーマートが1.2%増、客数▲0.3%、客単価1.5%増。
サークルKサンクスの日商は▲8.4%、客数▲6.9%、客単価▲1.6%だった。

全店売上高は、ファミリーマート18.4%増、サークルKサンクスは▲37.9%となって明暗を分けた。

月次内に37店舗を出店し、31店舗を閉店。サークルKサンクスからファミリーマートへのブランド転換を299店で実施。前期からの累計で1583店が完了し、順調に進捗している。
この結果、月末店舗数は1万2840店舗になった。

ファミリーマートの概況は、「FAMIMA CAFE」のフラッペシリーズから発売した新フレーバーや、「黒幕引き丼」の大ヒット等により、中食が引き続き好調に推移。既存店日商伸び率はプラスに転じた。タバコは前年を若干下回ったが、カード・チケットは前年を上回った。これらを除くベースでも前年比プラスとなった。

商品別状況では、華やかな香りのスリランカ産ウバ茶ともちもち食感のブラックタピオカを使用した「ミルクティーフラッペ(ブラックタピオカ入り)」(290円)等の販売強化により、当月も2桁伸長となった。

おむすびは需要が伸長するゴールデンウィークに合わせて、セールを実施した。高温・短時間で炒め、ほどよいパラッとした食感に仕上げた「炒飯おむすび」(130円)等の新商品も寄与し、前月の商品刷新から続く好調を維持した。

弁当は、昨年9月に会長職を退任した上田準二の完全引退記念商品として販売した「黒幕引き丼」(498円)が寄与し、大幅な基調改善となった。惣菜は出汁がしっかりとしみ込んだ「切干大根煮」(128円)等、「ファミデリカ」が全体を牽引し、好調に推移した。

サークルKサンクスの概況は、前年同月に実施したフェア等の大型企画のほか、昨年好評を博した「焼きとり」の反動等を受け、中食全般が伸び悩んだ。

タバコ、カード・チケットについても、いずれも前年を下回り、既存比を4%程度押し下げた。
6月に入り、「焼きとり」をリニューアルし、サークルK・サンクスで先行発売した。

組織面では6月1日付けで、ファミリーマート店舗を管轄する「ディストリクト」とCKS店舗を管轄する「運営部」を統合する組織改編を実施。両ブランドを一体で管理することで、現場レベルの情報共有を図り、各施策の徹底やブランド転換前後の加盟店指導を強化する。

検索ワード:ユニー・ファミリーマート ファミリー・マート サークルK・サンクス 5月

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧