さが美news|第1四半期はホームファッション撤退で売上高24%減の赤字

きもの専門店チェーンの(株)さが美(神奈川県平塚市、平松達夫社長)の2017年2月21日から5月20日までの第1四半期業績は、営業収益30億5100万円(前期比24.3%減)、営業損失4億2700万円(前年同期は3億6500万円の営業損失)、経常損失4億3700万円(前年同期は3億4200万円の経常損失)、四半期純損失4億6200万円(前年同期は3億5000万円の純損失)と、前期に比してさらに厳しい内容になった。

売上高は、前年実績に対して75.7%(9億7200万円減)。ただしこれは2016年3月に掲げた「事業構造改革」による影響で、ホームファッション事業から撤退して、きもの専業会社となったことによるもの。この事業構造改革ではほかに、きもの事業の不採算店舗閉鎖、本社移転と跡地利用を含めた不動産賃貸収入の拡大を柱としている。同時に継続的な経費見直しによるローコスト経営を行って、体質の改善を進めている。

既存店だけを見ると、売上高は前年比99.6%と前年をわずかに下回った程度だ。また販売契約高も、既存店では99.9%とほぼ前年並みに推移している。第1四半期には3店舗を閉鎖し、3店舗を出店。これにより5月20日時点の店舗は変わらず163店舗。内訳は(株)さが美120店舗、(株)東京ますいわ屋43店舗。

さが美は(株) ユニーグループ・ホールディングスだったが、アスパラントグループ(株)の傘下企業となっている。

検索ワード:さが美 きもの ユニー アスパラントグループ 第一四半期

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