カワチ薬品news|第1Qは売上高1%増・営業利益2%減・経常利益12%増

㈱カワチ薬品(栃木県小山市・河内伸二社長)の2018年度3月期、第1四半期決算短信が発表された。

第1四半期連結累計期間の売上高は666億9400万円で年同期比1.0%増だが、新規出店増に備えて採用等を強化したことに伴って販管費が上がり、営業利益は14億1600万円の前年同期比2.3%減となった。

一方、敷地内テナント誘致を進めたことなどから経常利益は17億9200万円で前年同期比1.6%増となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、11億61 00万円で前年同期比12.7%の二桁増となった。

カワチ薬品が属するドラッグストア業界においては、小売業各社の異業態間の闘いに加え、競合各社の出店増や価格競争の熾烈化が続くなど、経営環境は一層厳しさを増している。このような中、カワチ薬品グループでは、強固なエリア基盤構築によるさらなる優位性の確保と効率化を目的に、ドミナントエリアへの出店を進める政策をとる。それとともに、競争激化に対応するために、販売価格や品揃えの見直しを図る。一方、健康や美容に関するカウンセリング機能の強化に努めて、サービスの充実を図っている。


カワチ薬品は三つのフォーマットを展開している。「メガ・ドラッグストア」と自称する300坪前後のスーパードラッグストア、それから200坪前後の中型ドラッグストア、そして100坪前後の小型ドラッグストアである。

当該期の新規出店は、青森県、宮城県に各1店舗の合計2店舗を出店した。なお、青森県の1店舗はリロケーションのため、退店したために、期中の店舗数純増は1店舗で、グループ総店舗数は312店舗となった。調剤併設は97店舗である。カワチ薬品の出店地域は、東日本で、栃木県・茨城県・群馬県・千葉県・埼玉県・東京都・神奈川県の関東圏、福島県・青森県・宮城県・山形県・岩手県・秋田県の東北件んと北海道、さらに長野県・新潟県・静岡県・山梨県の中部圏である。

なお第2四半期(累計)売上高は1402億円(前年同期比2.8%増)、営業利益34.5億円(7.2%増)、経常利益41億円(6.6%増)、純利益25億円(4.5%増)、通期は売上高2750億円(3.2%増)、営業利益65億円(13.6%増)、経常利益78億円(10.4%増)、純利益47億円(33.9%増)を見込む。

検索ワード:カワチ薬品 ドラッグストア カウンセリング

 

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