三越伊勢丹news|7月・高額品需要で基幹3店好調/地方不調で全体2.2%減
(株)三越伊勢丹ホールディングスが、7月度国内百貨店事業の売上速報を発表した。
三越伊勢丹全体の売上高は▲2.1%、既存店は0.8%増となった。
そのうち新宿伊勢丹本店店頭は3.0%増、三越日本橋本店店頭1.9%増、三越銀座店7.8%増と好調。この都内基幹3店の好調要因は、宝飾時計やラグジュアリーブランドなどの高額品が売上げを伸ばしたこと。また化粧品をはじめとするインバウンド需要も好調だった。それに加えて真夏日が続いたことで、夏物商材にも動きがみられた。
一方、伊勢丹立川店▲3.2%、伊勢丹松戸店▲2.8%、伊勢丹浦和店▲0.2%、伊勢丹相模原店▲4.2%、伊勢丹府中店▲6.5%で5店舗は不調だった。
国内グループ百貨店の売上高は▲2.4%だった。
店舗別にみると、プラスとなったのは唯一札幌丸井三越で2.0%増。ほかはマイナスで、函館丸井今井▲5.7%、仙台三越▲3.5%、新潟三越伊勢丹▲3.0%、静岡伊勢丹▲0.4%、名古屋三越▲5.5%、広島三越▲7.4%、高松三越▲4.2%、松山三越▲0.6%、岩田屋三越▲1.4%という結果だった。
基幹3店が好調だったことで、首都圏三越伊勢丹の既存店は0.8%増となったが、全体を見ると、国内百貨店事業は▲2.2%、既存店でも▲0.5%と前年を下回った。
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