青山商事news|上半期は売上高1084億円で2.2%増も既存店98.1%
青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)の2018年3月期第2四半期決算は売上高1084億3800万円(前年同期比2.2%増) 営業利益35億4300万円(13.4%増)、経常利益39億3000万円(27.7%増)、四半期純利益19億9500万円(20.8%増)の増収増益となった。
主力のビジネスウェア事業は青山商事(株)ビジネスウェア事業、ブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司で構成される。
その売上高は750億2000万円(0.6%増)、営業利益は25億7200万円(18.3%)と好調に推移した。なかでも中核部門の青山商事のビジネスウェア事業は、「洋服の青山」を5店舗、「ザ・スーツカンパニー」を3店舗、レディス専門店「ホワイト ザ・スーツカンパニー」を2店舗出店するなど着実な出店を行っている。
EXILE TRIBE(エグザイルトライブ)をイメージキャラクターに起用して、テレビCMを積極展開した効果が出た。
主力カテゴリーのメンズスーツの販売着数は4月から9月までの6カ月間で、前年同期比98.0%の75万6000着、平均販売単価は前年同期比98.4%の2万7946円と、前年を下回っている。この結果、ビジネスウェア事業の既存店売上高は前年同期比98.1%と、低調に終わった。
ほかにも、カード事業、総合リペアサービス事業などがあるが、カジュアル事業と雑貨販売事業が注目される。
カジュアル事業は、青山商事(株)カジュアル事業、(株)イーグルリテイリングで展開されているが、市場自体の低迷もあり、売上高は82億4100万円(4.2%減)、営業損失1億6100万円(前年同期は営業損失2億1800万円)と厳しい。
雑貨販売事業を担う (株)青五は、高額商品(150円~500円)の取扱い増加などによって、売上高は81億0800万円(1.5%)、営業利益は4億1600万円(1.6%)。
主力のメンズウェア事業の既存店活性化が下期の課題となりそうだ。
検索ワード:青山商事 ビジネスウェア 2018年3月期