セブン-イレブンnews|既存店63カ月ぶり前年割れも予兆あり?

(株)セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区、古屋一樹社長)の既存店売上高が63カ月ぶりに前年同月を0.5ポイント減の99.5%となった。2012年7月以来の既存店割れに、マスコミ各社も反応して、報じている。

客数は95.5%と4.5ポイント落ち込み、客単価104.2%もカバーしきれなかった。
10月は週末にかけて2度の台風が上陸。長雨も客足を鈍らせた。

ただし、前兆はあった。今期に入り、客数は3月、7月、8月、9月と前年を下回っていた。天候要因も大きいだろうが、10月を加えると、8カ月中5カ月が、客数前年割れだ。とくに7月からは連続4カ月となる。これは天候だけの理由とは言えない。

コンビニエンスストアはフランチャイズ方式を採っている。レギュラーチェーンならば、既存店の落ち込みは、新店でカバーすればいいが、フランチャイズチェーンの既存店前年割れは、それぞれのオーナーの収入に影響を与える。ベースアップでなく、ベースダウンとなる。だからこそ、深刻だ。

コンビニを取り巻く競争環境がセブン-イレブンにも影響を及ぼしている。

チェーン全店では10月は売上高102.5%。10月末の店舗数は1万9887店舗。

検索ワード:セブン-イレブン 2017年10月 月次 売上高

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧