マミーマートnews|17年9月決算/1030億円2%・経常利益5.8%増収増益
(株)マミーマート(埼玉県さいたま市、岩崎裕文社長)が2017年9月期決算を発表した。
売上高1030億0100万円(前期比2.0%増)、営業利益29億3800万円(15.4%増)、経常利益32億8000万円(5.8%増)、当期純利益18億3000万円(5.4%増)。スーパーマーケット企業の多くが、社会保障による人件費増で利益面が圧迫されるなか、マミーマートは増収増益だった。
売上対比の営業利益率は2.85%、営業利益率は3.18%で。こちらもまあまあの水準だ。
主力のスーパーマーケット事業は、売上高1025億1500万円(2.2%増)、営業利益29億1800万円(16.7%増)の増収増益。埼玉県49店舗、千葉県19店舗、東京都2店舗、栃木県1店舗の計71店舗を展開する。
経営環境が厳しいなか、マミーマートグループは、競争に打ち勝ち、顧客のニーズやウォンツに応える店舗力づくりのために「Back to Basics !(基本に立ち戻ろう!)」をスローガンとして、「個店主義」「商品開発」「時間帯MD(マーチャンダイジング)確立」の3つを重点項目に掲げてきた。
「個店主義」では、個店ごとに異なる顧客のニーズを捉えた販売計画を作成・実行することに注力した。「商品開発」は、毎日食べてもおいしく、健康になることを意識した商品づくりを進めた。「時間帯MD確立」では、開店から閉店まで、時間帯に応じて変化する来店客層の変化を捉えた売場づくりに務めた。
一方で、店舗運営については、セミセルフレジの導入をはじめ、自動発注システムの対応拡大など効率化・省力化の仕組みを導入した。
新規出店は神明町店、新夏見店の2店舗、閉店は1店舗、改装店は7店舗。
温泉・葬祭などのその他の事業は、売上高4億8500万円(28.9%減)、営業利益2000万円(55.6%減)。この減収減益の要因は2016年6月にさいたま市見沼区で営業していた「むさしの湯」を閉店したことによる。期末店舗は2店。
9月末のマミーグループの店舗数は、温泉事業・葬祭事業を含め73店。
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