AOKInews|第3Q 売上高1371億円2.8%増/営業利益21.6%増

(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、青木彰宏社長)が2018年3月期の第3四半期決算を発表した。

売上高1370億8800万円(前年同期2.8%増)、営業利益51億8200万円(21.6%増)、経常利益45億5700万円(14.7%増)、四半期純利益22億3700万円(1.5%減)であった。四半期純利益が前年同期を下回ったの理由は、特別損益が悪化したことである。

第3四半期までの営業利益率は3.8%、経常利益率は3.3%だ。

ファッション事業は、売上高763億8100万円(0.3%増)、営業利益は前期に実施した大規模改装に伴う費用が減少したことから、5億2500万円(前年同期は5億1300万円の営業損失)と改善した。

AOKIの既存店活性化策は、新商品の投入である。たとえば「楽動スーツ&楽動コート」は信州大学との産学協同開発商品で、特殊な生地と縫製によって動きやすさと着心地を追求した。また、「洗える・防シワ・ストレッチ性」を備えたレディス向け「はたラク服」も投入された。新規出店は、大きいサイズの専門店「Size Max(サイズマックス)」など13店舗、退店が6店舗で、12月末の店舗数は576店。

ORIHICA(オリヒカ)は、「スーパーノンアイロンシャツ」の拡充や「THE 3rd SUITS(サードスーツ)」をレディスにも展開するなど、ビジネス・ビジカジウエアの提案を強化した。銀座への出店を含め、新店が6店舗、退店が6店舗で、店舗数は145店と前期と変わらず。

同社にはファッション事業のほかに、アニヴェルセル・ブライダル事業、カラオケルーム運営事業、複合カフェ事業がある。

アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高210億7800万円(0.8%増)、営業利益23億2400万円(2.0%減)となった。カラオケルーム運営事業は、売上高140億8200万円(0.8%増)、営業利益は人件費コストがかさんで4億8300万円(18.2%減)となった。複合カフェ事業は、売上高255億7300万円(14.2%増)、営業利益は減価償却や人件費等の売上原価が増加し、13億4900万円(2.3%減)だ。いずれにしても、サービス関連事業は人件費増が利益を圧迫している。

検索ワード:AOKI ORIHIKA アニヴェルセル 2018年3月期

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧