ローソンnews|ポプラ保有の株式30%取得で「ローソン山陰」完全子会社化
(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は、ポプラが保有するローソン山陰の株式30%を取得して、ローソン山陰を完全子会社化する。
ローソンは、2014年12月にポプラと資本業務提携を締結して、商品の共同調達、原材料の共通化を進めてきた。2016年4月には共同物流システムを構築して、同年9月にローソンとポプラの合弁会社であるローソン山陰を設立した。その時の出資比率はローソン70%、ポプラ30%だ。
ローソン山陰は、島根県、鳥取県、山口県にダブルブランド「ローソン・ポプラ」を54店舗立ち上げて、2019年4月末現在90店を展開している。また、2017年5月には、ポプラからの第三者割合増資により、ポプラの株式18.24%を保有して、両社の提携関係を強化してきた。
今回の完全子会社化の目的は、役割分担を明確にすることだ。ローソンは店舗運営を行うローソン山陰を全面的にバックアップする。一方、ポプラは店舗運営をローソンに任せて「ポプ弁」の供給に注力する。
「ポプ弁」は、ごはんが入っていないおかずだけの弁当を電子レンジで温めたあとに、店で炊いたごはんを盛り付ける商品。ごはんの量は7種類から選べる。創業から10年目の1983年に誕生したポプラ人気の弁当だ。ポプラは「ポプ弁」の専業企業となる。