ローソンnews｜三菱商事､KDDIと資本業務提携/株式非公開に

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は2月6日(火)、三菱商事(株)(東京都千代田区、中西勝也社長)とKDDI(株)(東京都千代田区、髙橋誠社長CEO)と資本業務提携契約締結に合意したと発表した。

三菱商事とKDDIはローソンに対し共同で公開買い付けを実施し、ローソンを非公開化する。買付けは4月実施、9月完了を目指す。以降、三菱商事とKDDIは、ローソンの議決権を50%ずつ保有し、3社は共同経営パートナーとして、ローソンを「リアル×デジタル×グリーン」を融合させた新たな生活者価値を創出する「マチの“ほっと”ステーション」として実現することを目指す。

提携ではローソンの約1万4600店舗に訪れる1日当たり約1000万人の来店客や、KDDIがau/styleショップなど約2200店舗の約3100万人の顧客とのデジタルの接点を掛け合わせた「国内有数の生活者接点」に対して、各社が有する機能・サービスをつないでいく。

ローソン店舗では生活者のあらゆるシーンに対応した新たな価値を創出し、またグリーン(環境負荷低減)を含むさまざまな社会課題の解決に向けた持続可能なサービスを提供する。auショップにおけるローソン商品やLoppi、ATMなどのサービスの取り扱いやローソン店舗におけるKDDIの通信関連商材や各種サービスの扱いを予定する。

また、KDDIおよびローソンの利用者向けサービスを開発・提供し、ローソン店舗への送客拡大につなげる。KDDIのDX知見や技術の提供によるローソンの店舗オペレーション最適化を進める。グリーン施策では、店舗への太陽光パネルの設置やCO2排出量削減に貢献する技術の導入やプラスチック使用量削減につながる取り組みを共同で行う。