セブン&アイnews|ACT社と秘密保持契約を締結

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(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は5月1日(木)、アリマンタシォン・クシュタール社(ACT社)との協議について、秘密保持契約(NDA)を両社間で締結したことを発表した。

セブン&アイでは取引の公正性を確保するために独立社外取締役のみで特別委員会をつくっている。セブン&アイは、ACT社との協議経緯について3月25日に発表している

その時点では、米国の連邦取引委員会(米FTC)からの承認に懸念があることを理由に秘密保持契約は締結していなかった。

今回の締結は特別委員会の確認を経たもので、委員長を務めるポール与那嶺氏は次のようにコメントした。

「今般のNDA締結はACT社との建設的な協議における前向きな進展。引き続き、株主及びその他のステークホルダーの皆様の価値を最大化しうる2つの選択肢を並行して追求することにコミットする」。

2つの選択肢に次を挙げている。
1. ACT社との連携を通じた、店舗売却の実現可能性及び案件が合意された場合における取引完了の蓋然性の追求
2. スティーブン・ヘイズ・デイカス次期CEOの下での、当社独自の確固たるマネジメント施策の実現

セブン&アイでは「特別委員会は、現実的な店舗売却の道筋およびその内容について、当該売却店舗が真に独立して運営される事業となり、売却後も以前と同じレベルの競争環境が維持され、米国独占禁止法上の規制当局の承認を得られる買主を見極める取り組みを現在も進めている」とコメントを出している。

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