イオンnews|6/15再生PET樹脂を使用した「トップバリュ」商品を発売

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は、使用済みペットボトルを再生した樹脂をボトル本体に使用する日用品の詰め替えボトル6品目と、飲料ボトル3品目を発売する。全国の「イオン」「イオンスタイル」「ダイエー」「マックスバリュ」など、最大約2600店舗で6月15日(火)から本格展開する。

日用品の詰め替えボトルは、ボトル本体部分に再生PET樹脂を100%使用したPB「トップバリュ」の商品で、600ml大ポンプ、400ml大ポンプ、 400ml小ポンプ、350ml泡ポンプ、250mlポンプ、スプレー50mlの6種類。

ボトルには着色をせず、リサイクル原料そのものの色を生かした。セピアがかった色味が特徴で、価格はスプレーが198円(本体価格、以下同じ)、詰め替えボトルはすべて248円。

飲料ボトルも「トップバリュ」の商品で、ボトル本体に再生PET樹脂を20%、ラベルにサトウキビ由来のバイオマス原料を10%とバイオマス由来の成分を含むインキを使用している。トップバリュ ベストプライス麦茶、トップバリュ ベストプライス烏龍茶、トップバリュ ベストプライス緑茶の3種類。いずれも容量は525mlで、価格は48円。

イオンは2030年までに、使い捨てプラスチックの使用量を2018年度の半分に減らす目標を掲げている。「トップバリュ」で使用するすべてのプラスチックを環境・社会に配慮した素材に変更し、ペットボトルについては100%再生するか、植物由来素材への転換を目指している。今回発売する商品は、この目標実現に向けた取り組みの一環である。

イオンは、1991年から店頭資源回収活動を始めた。回収したアルミ缶や紙パックを「トップバリュ」の原料の一部として使用するなど、これまでも持続可能な資源循環に向けたさまざまな取り組みを進めてきた。

現在は、使用済みペットボトルを「トップバリュ」で使用するノウハウ構築に積極的に取り組んでおり、昨年は再生PET樹脂を95%使用した「トップバリュ グリーンアイ フリーフロム 肌洗浄剤」シリーズ4品目を、今年5月には再生PET樹脂を20%使用した茶飲料「トップバリュ 国産六条大麦使用 麦茶」「トップバリュ ハト麦ブレンド茶」(各600ml)を発売している。

今年2月からは、イオンの店頭で回収したペットボトルを原料とする再生PET樹脂を使用し、「トップバリュ」で再製品化して販売する完全循環型のペットボトル利用を目指す「ボトル to ボトル プロジェクト」をスタートさせている。

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