オイシックスnews|お米商材強化/小麦の代替商材として需要増 

オイシックス・ラ・大地(東京都品川区、高島宏平社長)が展開するOisixでは、6月に「2022年度産新米」の予約受付を行なったところ、会員1人当たりの平均予約kg数が41kgとなり昨年同時期の1.46倍に伸長した。とくに、10月から12回に分けて毎月精米したての米を定額で届けるコースの予約が増えており、販売価格が安定している米を先々まで「取り置き」したいというニーズが窺える。

円安による輸入原料や飼料・肥料コストの増大、原油高や異常気象などが影響して食料価格も高騰し続けており、秋以降もさらなる値上げが家計を圧迫することが予想される。同社が7月11日から食品宅配を利用する子どもがいる家庭を対象に実施したアンケートによると、日々の食事作りをするなかで、小麦粉や小麦製品(パン・パスタ)、青果、肉・肉加工品では半数以上が値上げの影響を実感していることが分かった。

また、4月以降「米を食べる頻度」が増えているという回答は全体の7割を超え、価格が据え置かれている米に主食をスイッチすることで食費を抑えようという動きが顕著になっている。

こうした小麦価格高騰を受けた「お米回帰」の流れを受けて、Oisixでは炊き込みごはんの素や丼メニューを強化している。

今春から、Oisixの魚専用売場「魚isix(うぉいしっくす) Table」では、刺身や切り身といった魚おかずに加え、主食のごはんでアレンジメニューが作りやすい「お魚を使った炊き込みごはん」や「混ぜごはん」のラインナップを強化した。「家族に手軽に魚を食べさせられる」、「子どもでも食べやすい」、「マンネリしない」といった点で支持され、定番商品化している。

さらに夏向けの提案として「漁師のまかない丼」コースを新設した。暑い時期に長時間キッチンに立たなくても、ごはんを用意するだけで、目利き人が厳選した新鮮な素材を使ったオリジナルの丼が手軽に食べられる商品の販売を開始した。


左:国産ホタテととうもろこしのごはんの素  右:鮮度に自信! 生しらす丼

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