ベイシアnews|グロスミシェルバナナを使用した「バナナミルク」7/27新発売
(株)ベイシア(群馬県前橋市、相木孝仁社長)は 7月27日(水)、タイ産バナナを使用したカップ飲料「バナナミルク」を発売した。同社がタイ王国とともに生産に取り組む「幻のタイ産バナナ グロスミシェル」を使用している。240g入りで158円(本体価格)。
「幻のタイ産 グロスミシェルバナナ」は、上品な甘さと香りの良さが特徴。「バナナミルク」にはグロスミシェルバナナの果汁を10%、果肉を15%と使用しており、ごろっとした食感と上質な甘さ&香りをドリンクで手軽に楽しめる。
「バナナミルク」には、形が悪いなどといった理由で廃棄されてしまっていた規格外のバナナを使用している。形が規格外であっても味わいや香りは規格品と遜色なく楽しめる。同社はこれまでにも規格外のバナナを使った「チョコバナナ」を販売するなど、食品を扱うスーパーとして食品ロス軽減への貢献を目指している。
「グロスミシェルバナナ」は、香りの良さとさっぱりとした味わいが特徴のバナナ。かつては日本でも流通していたが、パナマ病の影響で壊滅的な被害を受けたことでほぼ絶滅したと考えられてきた。そのため現在、日本国内で流通しているバナナのほとんどはキャベンディッシュ種となった。
2010年代前半から、同社がより品質の良いバナナの新規輸入先の開拓をするなかで、絶滅したと考えられていた希少価値の高い「グロスミシェル種」がタイで生育していることがわかった。
その後、タイにおいて専門家の指導を受けながら、高品質なバナナを栽培することに成功した。新たな輸出品の開発はもちろんのこと農場で働く人々の雇用を創出したことによりってタイ政府からも高く評価され、国立大学との共同研究開発など力強い支援を受けた。これにより、ベイシアで高品質なグロスミシェルバナナを安定的に供給できるようになった。