イオンnews|「トップバリュ」を新ステージに/年内中に50%リニューアル

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)はプライベートブランド(PB)のブラッシュアップを行う。3月16日に行われた「トップバリュのリポジショニングについて」と題したメディア向け説明会で2023年度のトップバリュ「トップバリュ」「ベストプライス」「グリーンアイ」の3ブランドの政策を発表した。説明会にはトップバリュ(株)の土谷美津子社長、森常之副社長が出席した。

現在、3ブランドの構成比と前年比は「ベストプライス」48%(114%)、「トップバリュ」45%(106%)、「グリーンアイ」7%(104%)となっている。ベストプライスの伸長が顕著だ。

席上、土谷社長は「ファミリー層と単身世帯の比率が拮抗している。単身者の方にも楽しめる商品開発を行う必要がある」と語った。メインブランドの「トップバリュ」については新しい価値の提供につながる新しいカテゴリーおよび商品開発を積極的に行う。

新たに発売された「トップバリュもぐもぐ味わうスープ」は野菜や肉など具材がごろっと入った外食メニューに匹敵する食感と味わいを特徴とし、ミネストローネ、スープカレー、クラムチャウダーなど11種類のラインアップで発売開始。

また既に発売されている「たまごのおいしさまるごとマヨネーズ」では「黄身だけしか使わなかったマヨネーズも白身も含めて全部使ってみることで新しい味わいや無駄もなくなるなどの新しい価値が生まれる」(土谷社長)と語った。

発売30周年となる「グリーンアイ」では、「スタート当初の有機JAS認証取得を目指す段階から、さらに進んで環境・社会の取り組みを促進させ、産地、生産者と一緒の取り組むことで、より突き抜けたものにしたい」(土谷社長)と語った。

最も支持の高いブランドとなった「ベストプライス」について、「ナショナルブランドと同等またはそれ以上の品質を前提にしてきたが、健康や味に対する志向にも対応する」。ロゴも一新する。新ロゴに合わせた新商品の例では酒類はリキュールの「バーリアル」から発泡酒の「バーリアルグラン」(350ml108円)として一新。東北産の稀少ホップを使用することで価格と品質の両立を図った商品とした。

今後、年内中に全アイテムの50%に相当する2500品目を新発売・リニューアルを実施する。

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