イオン北海道news|エコフィード100%給与肉牛をイオン道産デーで販売

イオン北海道(株) (札幌市白石区、青栁英樹社長)は、5月19日(金)から3日間実施する「イオン道産デー」で、「エコフィード給与対象 肉牛」を、イオン江別店、イオン札幌桑園店、イオン札幌元町店、イオン新さっぽろ店、イオン札幌発寒店の5店舗で販売する。

「エコフィード給与対象 肉牛」は、学校法人酪農学園と北海道コカ・コーラボトリング(株)が共同研究を進めていた。順調に飼育し、今回出荷を迎えることとなった。

エコフィードとは環境にやさしい(エコロジカル)や節約する(エコノミカル)等を意味する「エコ」と飼料を意味する「フィード」を併せた造語で、食品製造副産物、余剰食品、調理残渣等を利用し製造された家畜用飼料のこと。

酪農学園大学は、企業が食品製造の際に排出する加工副産物や、製造残渣を利用した家畜用飼料の開発に取り組んでいる。北海道コカ・コーラボトリング(株)は、お茶飲料製品製造時に発生する茶滓を酪農学園大学へ提供し、茶粕発酵サイレージ化への共同研究を行っている。

エコフィードの利用を推進することで、廃棄物量の削減、国内飼料率の向上、飼料価格の安定、畜産農家の経営安定につながる。また、地産地消や製造過程の公表、安全・安心な食肉生産という観点からも持続可能な社会の構築に寄与する。

今回販売する肉牛は、肥育期間中エコフィードを100%給与した短角牛で、肉の特徴は赤身主体で程よい脂肪交雑となっている。

同社は、地域連携・地産地消の取り組みの一環として、2021年4月から酪農学園大学の近隣に所在するイオン江別店で、酪農学園大学の学生が飼育した牛肉の販売を開始した。その後、豚肉でも、イオン江別店、マックスバリュ上江別店、マックスバリュ厚別店で販売開始するなど取り組みを拡大している。

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