オイシックスnews|「規格外桃入り 旬ムージー」を発売

オイシックス・ラ・大地(株)(東京都品川区、高島宏平社長)が展開するOisixは、5月に業務提携した(株)アグリゲート(東京都品川区、左今克憲CEO)との生鮮品を通じた協業第1弾としてスムージーを発売した。記録的な強風による影響で傷がつき、宅配サービスでの販売が難しくなっている、同社契約生産者がつくる完熟桃を使用した「規格外桃入り 旬ムージー」の販売を7月14日(金)から開始している。

今年5月8日、山梨県内では記録的な強風となり、最大瞬間風速は甲府で21.2m、韮崎で22.5m(観測史上最大)を記録した。対象の地域では、風で激しく揺れた桃の表皮に傷がつく事態となった。例年であれば出荷時1割にも満たない「傷あり」の桃が5割近く発生し、出荷シーズンを迎えた畑でも日々傷がついた桃が見つかっている。

「規格外桃入り 旬ムージー」は、生育過程で傷がついたり形がいびつになったりという理由で販売が難しい「規格外」の桃を、野菜果物100%のスムージーに活用したもの。販売店舗は「旬八キッチン天王洲店」(雲仙市コラボ店)、販売期間は 7月14日(金)~桃の入荷終了時期まで。価格は216円(税込み)。

オイシックス・ラ・大地が業務提携契約を締結した、旬八青果店を運営しているアグリゲート社は「未来においしいをつなぐインフラの創造」を掲げ、「地方経済の衰退」「都市部での不本意な食生活」「食農業界の持続不可能な労働」という食農業界が抱える社会課題を解決することを目標に掲げており、産地や市場とのリレーションをもち、ストーリーのある商品を自社店舗で販売することを事業としている。食の課題をビジネスの手法で解決することを企業理念としているオイシックス・ラ・大地との親和性も高く、両社にとって大きなシナジーを生むことを目的とし、今回の産地の状況を受けて、フードロスを削減するためにこの取り組みを開始した。

旬八青果店は、東京都内に地域密着型の店舗展開があり、オイシックス・ラ・大地はインターネットやカタログによる宅配での展開を強みとしているため、相互のチャネルでの販売や、両社の強みを生かした商品開発などのシナジー創出が今後も期待できる。また今回のように、すぐに食べたほうが良い、熟度の進んだ”もったいない食材”などを旬八青果店の店舗で販売したり、旬八青果店とオイシックス・ラ・大地グループである豊洲漁商産直市場との取引により水産品の取り扱いを拡大するなど、生鮮品を通じたさまざまなシナジー効果を生み出すことが可能となる。

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