イケアnews｜プラントベースソフトクリームを全店販売/2年の開発期間

イケア・ジャパン(株)(千葉県船橋市、ペトラ・ファーレ社長兼Chief Sustainability Officer)は10月19日(木)から、植物由来の原料でつくったプラントベースソフトクリームを全国のイケア店舗で発売開始した。1食50円。これによって以降、乳を使用したミルク味のソフトクリームの提供を終了する。

イケア・ジャパンでは、サステナブルなフードを通じてビジネスを実現するという目標に基づき、イケアの象徴ともいえるソフトクリームにおいてよりサステナブルな商品開発に取り組んでいた。

過去、レモン味やラムネ味などのプラントベースソフトクリームを過去に期間限定で販売したが、ミルク味は動物由来の原料を使用していた。そこで、日本独自の取り組みとして、ソフトクリームのミルク味をプラントベースにするプロジェクトを2021年頃に開始した。

国内の食品メーカーの協力のもとサンプルを試作し、一部店舗にて1カ月間のテスト販売と顧客アンケートを何度も繰り返す試行錯誤を重ねるなど約2年間の開発期間を経て、販売となった。

プラントベースのソフトクリームでも乳と同じようなコクが感じられるように、乳の代わりに豆乳を使用した。また、豆乳は粉末原料も含めて、10種類程度の風味を確認し、豆の独特な香りが少ない豆乳を使用することで、現行のイケアのソフトクリームに近い風味を再現した。