ダイエーニュース|870品目を3カ月間「えっ! 安い値!」価格で販売
(株)ダイエーは、ダイエーおよびグルメシティ全176店舗で、2017年6月5日(月)から約3カ月間、『えっ! 安い値!』の品目数を拡大する。
『えっ!安い値!』は、「EDSLP(エブリデーセイムロープライス)」。特定曜日のセールやチラシで値引するのではなく、いつでもお買い得な価格で提供する施策をいう。これはウォルマートの「エブリデーロープライス」と同じように見えるが、期間限定の品目拡大だから、13週90日間を基本としたハイ&ロープロモーションの「ロールバック」施策そのものだ。ウォルマートのロールバックは、エブリデーロープライスからさらにディスカウントする。
ダイエーでは2016年7月以降、購買頻度が高い品目を選定し『えっ! 安い値!』を実施し、段階的にその数を拡大してきた。
2017年3月段階では、対象品目数は約650品目まで拡がっている。これら対象品目の売上げは導入前の約1.3倍増となっている。
今回は、従来の『えっ! 安い値!』の品目約8割を継続し、さらに新たに約350品目を追加して、過去最大となる約870品目を展開する。商品は飲料、調味料、乾麺、冷凍食品、乳製品、日用消耗品など。
ダイエーの基本理念は「よい品をどんどん安く、より豊かな社会を」だが、購買頻度が高い品目とはコモディティ商品に他ならない。創業以来のコモディティ・ディスカウンターとしての政策を打ち出していると言える。
ただし、西友が5月25日(木)から、6カ月間以上値上げしないプログラム「プライスロック」第10弾を開始している。こちらはウォルマートそのもの。はたしてダイエー対西友、イオン対ウォルマートの闘いはどうなるのか。
「早仕掛け」こそ先手必勝ではあるのだが。
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