関西スーパーの新本社｢従業員目線の職場づくり｣で竣工

関西スーパーマーケットは8月4日、創業の地で建替え中の本社新社屋が竣工、業務を開始する。

関西スーパー新本社

仮店舗で営業中の中央店は本社事務所移転後の8月上旬に本社新社屋1階にオープンする。

仮本社営業終了は7月30日18時で、移転作業は7月31日から8月3日。

〈透明性と協働〉
新本社は、オープンオフィス設計を採用。各部署ごとの間仕切りがなく、必要な時にスピーディに集まり各部署横断的に協働できる。

オープンオフィス設計を採用

店舗運営本部と商品本部の営業フロアでは、席の固定化を廃止。職位や部署を超えて、その日の業務に関係する者だけでデスクを囲むなど、仕事内容に応じて効率よく協働作業を行う。

本社スタッフが外出先においても、本社と同等レベルのパソコン業務を行えるようにシステム環境を整備。本社スタッフが店舗で勤務することが可能となり、より一層の店舗と本社の協働を図る。

1階店舗から2階・3階本社事務所まで、すべてバリアフリーとなっており、身体の不自由な方でも働きやすい職場環境になっている。

〈教育設備の充実〉
3階に4つの調理実習室（海産・精肉・惣菜・寿司）を設置。各調理実習室にパソコン、大型モニター、ビデオカメラ等を配備し、すべての調理実習室と連動するミーティングルームを設置する。

海産･精肉調理実習室

調理実習室では、自社販売の生鮮素材を使用した惣菜商品の開発を行う。そして1階店舗へ設置予定の「キッチンスマイル」コーナーでいち早くテスト販売する。

調理実習室には、スチームコンベクション、グリドル、フライヤー、圧力IH鍋等、食品メーカーのテストキッチンと同等の設備を導入。将来的にはお客に参加してもらう料理教室や、メーカーのプレゼンテーションの場としても活用する。

3階にレジ業務のトレーニングルームと青果物、食品・菓子・雑貨の陳列作業実習室を設置。レジ業務の教育、サービスカウンター業務、マイク放送等の教育も行う。

大会議室（スクール形式で 144名収容）と2つの会議室を設ける。

大会議室

同社は「お客様目線の店づくり」により、食を通じてお客の健全で健康な食生活に貢献し、地域になくてはならないスーパーマーケットを目指す。同時に、従業員が安心して働ける職場環境の整備を実現すべく「従業員目線の職場づくり」にも注力。地域社会に貢献する企業として取り組んでいく。

お客目線の店づくりと従業員目線の職場づくり。
それを実現させるための新本社竣工。
まずはおめでたい。心から祝福しよう。
そして「心機一転」の再スタートに期待しよう。

■新社屋の概要
住所：兵庫県伊丹市中央5-3-38（従前通り）
TEL：072-772-0341（代表）変更なし
FAX：072-772-1713（代表）変更なし
建物構造：鉄骨造地上3階建
延床面積：6,465.70m2（うち、本社部分4,002.71m2）

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