ユニー・ファミマnews|佐古則男副社長が2月末退任・ユニー社長職は継続

ユニー・ファミリーマートホールディングス(株)(東京都豊島区、髙柳浩二社長)の佐古則男代表取締役副社長執行役員、越田次郎取締役専務執行役員、玉巻裕章取締役常務執行役員の3名が、2月28日(木)付けで退任する。

佐古則男氏はユニー(株)がパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(旧ドンキホーテホールディングス)の子会社となった経緯もあって、自ら代表取締役の退任を申し出た。しかしユニーの取締役社長は継続する。越田次郎氏は現在、ユニーの取締役専務執行役員、玉巻裕章氏は(株)UFI FUTECH (旧:ファミマ・ドット・コム )の取締役副社長執行役員だ。

(株)ファミリーマートは、3月1日(金)付けで取締役に2名が就任する。

ユニー・ファミリーマートホールディングスの取締役専務執行役員の中出邦弘氏が、ファミリーマートの取締役専務執行役員CSR・管理本部長兼リスクマネジメント・コンプライアンス委員長兼社会・環境委員長を兼務する。

また、ユニー・ファミリーマートホールディングスの取締役執行役員の髙橋順氏が、ファミリーマートの取締役執行役員新規事業開発本部長を兼務する。

和田昭則取締役専務執行役員は、2月28日(木)付けで退任する。

【結城義晴の述懐】現時点で、ユニー・ファミリーマートホールディングスという社名は残っているが、ユニー(株)はこの会社の傘下にはない。ユニーは旧ドンキホーテホールディングスが昨2018年8月に株式の40%を取得して子会社としたが、その後、今年2019年1月4日付けで282億円を投資して、残りの60%の株式についても取得して、完全子会社とした。本来は公開買い付けで、昨年12月に、ユニーファミリーマートホールディングスが旧ドンキホーテホールディングスを傘下に収める予定だったが、それが成立せず、そのユニーファミマの代表取締役副社長であり、なおかつユニー社長という世古氏の立場が微妙になっていた。この世古氏の退任によって、ユニーファミリーマートホールディングスは次の株主総会で、ファミリーマートの社名に戻ると予想される。結局、ファミリーマートがユニー傘下のサークルKサンクスを手に入れ、ユニーは旧ドンキの傘下に入った。もっともそのユニー・ファミリーマートホールディングスも伊藤忠商事(株)が50.1%以上を持つ筆頭株主で、子会社となっている。

*本記事は企業ニュースリリースをもとに作成している。

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