セブン&アイnews|山本哲也常務が3/1日付でイトーヨーカ堂社長昇格

(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は、3月1日(火)付けで同社およびグループ会社の役員の人事異動を行う。

傘下の(株)イトーヨーカ堂では山本哲也取締役常務執行役員管理本部長が代表取締役社長に就任すると発表した。山本新社長は同時に、セブン&アイ・ホールディングスの常務執行役員に就任する。

三枝富博代表取締役社長は取締役会長となり、セブン&アイの常務執行役員を退任する。

これに伴って、イトーヨーカ堂では、荒川雅章執行役員経営企画室長が取締役執行役員管理本部長に、須賀秀人執行役員人事室長が取締役執行役員販売事業部長に昇格する。

さらに大髙耕一路(株)ヨークベニマル取締役執行役員商品企画室長がイトーヨーカ堂取締役に就任する。

合わせて組織変更も行う。1つは店舗開発室の新設、もう1つは中国事業部を管理本部に移管する。

■山本哲也(やまもと てつや)氏 略歴
1969年10月14日生まれ 52歳
1993年4月 (株)学生援護会 入社
1996年9月 (株)イトーヨーカ堂 入社
2007年9月 同社 人事部 マネジャー
2016年9月 同社 改革推進部(当時) 総括マネジャー
2017年2月 同社 経営企画部 総括マネジャー
2018年3月 同社 執行役員 経営企画室長
2020年3月 同社 取締役 執行役員 管理本部長
2021年3月 同社 取締役 常務執行役員 管理本部長(現任)

【結城義晴の述懐】
栄えあるイトーヨーカ堂社長に52歳の山本哲也常務が昇格する。まずは頑張って、建て直しに挑んでほしいものだ。

山本新社長は広島県出身で1993年、早稲田大学政治経済学部卒業、2018年3月には経営企画部総括マネジャーのときに中央大学大学院戦略経営研究科を修了している。入社11年目に人事部マネジャー、それから9年後に改革推進部総括マネジャーを担って、管理・企画畑を歩いた。荒川雅章新取締役管理本部長、須賀秀人新取締役販売事業部長がボードに加わって、全体として管理本部主導の会社経営という印象が強まったが、イトーヨーカ堂の「売りの力」こそ、建て直しには必須の要件であると思う。

余計なお世話かもしれないが、そのためには店をこまめに回ること。伊藤雅俊創業者の行動力を真似ることだ。

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