OICグループnews|新卒採用に「経営者候補生特別枠」「奨学金返済支援制度」
スーパーマーケットロピアを運営する(株)OICグループ(神奈川県川崎市、高木勇輔社長、オイシーグループ)は、2026年3月卒業予定者を対象とする新卒採用において、「経営者候補生特別枠」採用と「奨学金返済支援制度(代理返還制度)」を新たに導入する。次世代経営人材の育成および、新社会人のキャリア支援を目的とした取り組みだ。
「経営者候補生特別枠」は、“総合職”応募者の中から特別選抜試験(選考)を通過した人材を対象とする。採用者は店舗研修と本部業務を経て、入社3年目から「社長100人プロジェクト~経営者育成塾~」参加の一次選考が免除され、最速5年でグループ各社の代表・役員に就任することも可能な制度。
一方、「奨学金返済支援制度(代理返還制度)」は、大学院・大学・短大・専門学校を卒業し、支援制度試験(選考)を通過した人材を対象とする制度。“日本学生支援機構(JASSO)”から貸与された奨学金が、制度対象となる。

OICグループは、2031年度までに売上高2兆円、グループ会社100社体制の実現を目指している。達成に向けた経営人材の確保と育成を重要な経営課題としている。とくにグループ理念や企業文化を理解し、食の生産・製造、貿易、卸、小売、外食まで、多様な業種を横断的にマネジメントできる人材は不可欠になっていることから、外部登用ではなく、内部人材の成長を重視する方針を掲げている。
この方針のもと、2025年1月には、社内で選抜した人材を育成するプログラム「社長100人プロジェクト~経営者育成塾~」を開始。このプログラムは、大前研一氏が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)、および(株)Aoba-BBTと共同開発したオリジナルカリキュラムに基づいて、社内公募により選抜された年間約10人が受講する経営者育成プログラムだ。参加者には、OICグループの理念や経営課題を踏まえた実践的な学びを通してマネジメントスキルを習得し、プログラム修了後は新設会社やM&Aで加わる企業、既存のグループ会社の経営を担うことが期待されている。将来的には、社長や役員として事業経営を経験し、グループ全体をけん引する中核人材へと成長することが見込まれている。
