三越伊勢丹ニュース|新体制の実務は伊勢丹出身者中心で会長は三越出身
三越伊勢丹ホールディングスが杉江俊彦代表取締役社長の人事に続いて、代表取締役会長および取締役の人事を発表した。
その代表取締役会長には、赤松憲(あかまつけん)氏が就任する。石塚邦夫現代表取締役会長は退任する。
さらに、新取締役候補として、竹内徹(たけうちとおる)氏と白井俊徳(しらいとしのり)氏の名前が挙がった。白井氏は取締役常務執行役員経営戦略本部長に就任する予定。
赤松憲氏は、1952年年9月5日生まれの64歳。1975年、慶應義塾大学経済学部卒業後、(株)三越入社。2006年2月、三越執行役員業務部長。
2007年9月、同取締役上席執行役員グループ業務部長兼統合準備室長。
2008年、(株)三越伊勢丹ホールディングス取締役常務執行役員管理本部長。
2013年、同取締役常務執行役員業務本部長、(株)三越伊勢丹取締役常務執行役員業務本部長。
2016年、新光三越(台湾)副董事長(現任)。
一方、杉江俊彦社長は1961年2月15日生まれで、慶應義塾大学商学部卒業。1983年4月に(株)伊勢丹入社。会長、社長とも慶応閥、しかし三越出身と伊勢丹出身のたすき掛け。
杉江社長は、(株)三越伊勢丹代表取締役社長執行役員を兼務する。
2009年、三越伊勢丹ホールディングス執行役員営業本部MD統括部食品統括部長兼食品営業部長。食品畑を歩いてきた。
2014年、同取締役常務執行役員経営戦略本部長。
2016年、同取締役専務執行役員経営戦略本部長。
そして今年4月に社代表取締役社長執行役員に就任し、現任。
一方、新取締役候補の竹内徹氏は、1960年5月21日生まれ、1983年早稲田大学商学部卒業後、(株)伊勢丹入社。つまり杉江社長と早慶のライバルながら、同学年で同期入社。
2002年、(株)伊勢丹営業本部MD統括部紳士服・洋品営業部担当長、こちらはアパレル畑。
2009年、同執行役員営業本部MD統括部婦人統括部長。
2010年、同取締役常務執行役員営業本部MD統括部長兼婦人統括部長。
2011年、(株)三越伊勢丹常務執行役員営業本部MD統括部長。
2013年、(株)三越伊勢丹ホールディングス常務執行役員。
そして2016年、同常務執行役員グループ人財本部長。
さらに新取締役の白井俊徳氏は1982年、成蹊大学経済学部経営学科卒業後、(株)伊勢丹入社。
2003年、同経営企画部総合企画担当。
2008年、同執行役員、(株)三越伊勢丹ホールディングス準備室付。
同年、(株)三越伊勢丹ホールディングス執行役員経営戦略本部企画推進部長。
2009年、同執行役員経営戦略本部企画推進部長。
2012年、同取締役執行役員経営戦略本部経営企画部長。
2016年、同常務執行役員企画開発推進部長。
2017年4月1日、同常務執行役員経営戦略本部長。
そしてこのたび、取締役常務執行役員経営戦略本部長に就任予定。
代表取締役会長は三越出身、代表取締役社長と取締役二人は伊勢丹のほぼ同じ時期の入社。そんな体制で出発するのが新生三越伊勢丹ホールディングスである。
検索ワード;三越伊勢丹ホールディングス 赤松憲 杉江俊彦