チェーンストア協会ニュース|清水信次会長再任、会長代行職に小濱裕正氏

5月19日(金)、日本チェーンストア協会の2017年度通常総会が、東京紀尾井町のホテルニューオータニで開催され、新執行部体制が決定した。

会長には清水信次さんが再任された。㈱ライフコーポレーション代表取締役会長兼CEO 。清水さんは同協会会長のほかに、日本スーパーマーケット協会、国民生活産業・消費者団体連合会(略称・生団連)の名誉会長も務める。清水さんはこれで2011年5月20日から7期連続で会長続投となる。

また、新たに高齢の清水さんの補佐役として会長代行職が設けられ、これまで副会長を務めてきた小濱裕正さんが就任した。小濱さんは(株)ユナイテッドスーパーマーケットホールディングス会長、(株)カスミ会長。この2人の下、39名の執行体制が決まった。

総会後の記者会見での清水会長の決意。「今年4月18日で満91歳の誕生日を迎えた。今年いっぱい、来年くらいまではなんとかと思い、最後のご奉公のつもりで勤めさせていただくことにした」

「先の戦争では大日本帝国陸軍に2年間従軍した。4度くらいは戦死しそうになったが、なんとか生き残った。9月に出撃命令を受けていたが、昭和天皇のご決断によって、特攻隊基地で終戦を迎えた。復員して、大阪のヤミ市で食料品を販売した。それが今日、ライフという会社で266店舗の食品スーパーマーケットを運営することができるまでになった。わたしは、携帯電話も持たないし、インターネットとかコンピュータのことはわからないが、ほかのことで役に立ちたいと思って一生懸命やっている」

「日本は71年前、無条件降伏して日本中焼野原になった。けれど今日、日本は世界193カ国中でアメリカに次いで実質第2位の地位にある。中国は大きいが人口も13億8000万人いる。アメリカ、日本、次はドイツ、イギリス、フランスという順位で、中国は実質的には10位前後だと思う」

「われわれは、どういうふうにこの日本国を子孫に伝えていくか。これは政治の大きな責任だ。復員して東京に出てきた時の議員会館は木造で冷暖房もなければ、雨が降ってくると金だらいで雨漏りを受けていた。そういう状態のなかで議員の先生方はしっかり頑張っていた。国民も霞が関の行政も、政官民一体になって、今の日本をつくり上げた。いま東京はロンドン、ニューヨークと並び、世界一の都市になった。東京は皇居52万坪を中心に丸の内、大手町、霞が関、それから学校も集中していて世界一の都市にふさわしい。2020年にはいよいよオリンピックも開催されるが、そこまではなんとか生きながらえて、みなさんと一緒にお祝いをしたいと思う」

検索ワード:日本チェーンストア協会 清水信次 ライフコーポレーション 小濱裕正 カスミ

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