大丸松阪屋news|上野店でシャンシャン効果を狙って「金の祭典」開催
(株)大丸松坂屋百貨店(東京都江東区、好本達也社長)は、松坂屋上野店で6月22日(金)から26日(火)に「金の祭典」催事を開催する。約300点、総額約8億円分の金製品を販売する。
目玉は、“純金製のシャンシャン像”。6月12日に上野動物園のパンダ「シャンシャン」が1歳の誕生日を迎え、パンダアイテムが人気を集めているからだ。
松坂屋上野店ではシャンシャン誕生から、さまざまなプロモーションを展開している。6月6日からは、誕生1周年に合わせて「ハッピーパンダフルデイズ」を開催している。パンダ柄をデザインした九谷焼の豆皿(税込み1280円、以下同じ)、ティッシュカバー(2160円)、パンダジュエリー ネクタイピン(100万円)といったグッズ・宝飾品、さらにパンダそぼろ弁当(864円)、クッキー(1296円)などの食品を展開している。
こうしたプロモーションのなかで、シャンシャン誕生以降、最も売れたパンダグッズが「シャンシャンの純金メダル」だ。メダルは100g50㎜が100万円、30g30㎜が32万4000円。その販売総額は年間で1億円を超えている。シャンシャン効果から、松坂屋上野店の金製品の売上高は、1年間の前年比で60%増と伸長している。
この勢いで、ボーナス需要を見越して金の祭典を実施するのだろうが、平澤正英作の純金製のシャンシャン像は2018万円。百貨店ならではの商品だ。
J.フロントリテイリング(株)は「上野御徒町プロジェクト」の一環で、「上野フロンティアタワー」を開設。それに合わせて松坂屋上野店は、本館とタワーの地下1階を一体化して店舗力をアップさせた。さらにシャンシャン効果で好調を維持している。