良品計画news｜天然素材｢ヘンプ｣を使用した衣料品3/7から順次拡大

(株)良品計画(東京都豊島区、堂前宣夫社長)は、天然素材「ヘンプ」を使用した衣料品のアイテム数を拡大する。23年春夏シーズンでは合計15アイテムを3月7日(火)から順次、全国の無印良品とネットストアで発売する。

同社は、「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて、生活の基本を支える商品・サービスを拡充している。今回の「ヘンプ」の衣料品は、季節に合わせた着心地の良いベーシックな衣料品を、世界の知恵に学び、環境に配慮した天然素材を活かして拡大する取り組みの一環となる。

「ヘンプ」は麻の一種で、少ない水や肥料で栽培することができ、病害虫にも強いため農薬をほとんど使用することがないという自然に近い環境で育つ。生育が早く、約3カ月で高さ3mほどに生長し収穫することができる。ほかの麻と同様に通気性と吸放湿性、速乾性に優れている。また、丈夫な素材で生地にハリやコシがあり、洗うほどに柔らかく肌に馴染む。

無印良品では21年春夏シーズンから一部店舗とネットストアでヘンプを使った衣料品の販売を開始した。これまでにシャツやパンツなどを販売してきたが、23年春夏シーズンではシャツからニット、ボトムまで幅広く品揃えする。素材の持つ雰囲気を活かし、適度なゆとりを持たせたシルエットに仕上げた。素材の色を生かした生成などを中心にナチュラルなカラーを展開する。

紳士アイテムはシャツやセットアップにもなるジャケットやパンツ、婦人アイテムは清涼感のあるニットやシャツ、ブラウス、フレアスカートなどの幅広いアイテムを取り揃える。