3月大店立地法届出｜1万㎡超5件を含む60件/2017年度合計件数は557件

3月の「大規模小売店舗立地法にともなう新設届出申請」が経済産業省から発表された。申請件数は60件で、エリア別件数は以下の通り。

北海道1（札幌市1）
東北   5（岩手県1　秋田県1　福島県3）
関東 15（茨城県2　埼玉県5　千葉県1　東京都4　神奈川県1　長野県1　さいたま市1）
中部   6（三重県4　富山県2）
近畿 13（滋賀県1　京都府2　大阪府3　兵庫県3　和歌山県1　京都市1　大阪市1　神戸市1）
中国   3（広島県2　山口県1）
四国   4（徳島県2　香川県1　愛媛県1）
九州 12（福岡県2　佐賀県2　長崎県1　大分県2　宮崎県2　鹿児島県1　福岡市1　北九州市1）
沖縄1（沖縄県1）

3月の申請で多かった地域は関東の15件。次いで近畿13件と九州12件が続く。

（経済産業省出典の資料をもとに商人舎にて作成）

3月は1万㎡を超える物件が5件。

①大阪府「(仮称)星田北二丁目計画」(交野市星田北二丁目298番他)1万5576㎡。建築設置者は平和堂で、田畑として使っていた6.4haを開発する。核店舗としてスーパーマーケットの平和堂とホームセンターのカインズが出店する。2018年12月1日新設。

②京都府「SUPER CENTER PLANT木津川店」(木津川市城山台二丁目1番）1万1413㎡。建築設置者は、米国ウォルマートのスーパーセンターをモデルに展開する「PLANT」。大型商業施設の南東角にはガソリンスタンドを設けて、700台分を超える駐車場も整備する。2019年4月1日オープン予定だ。

③滋賀県「(仮称)コメリパワー栗東店」(栗東市上鈎字西八反田128番ほか10筆)1万2770㎡。ホームセンターコメリの中で最大のフォーマットである「パワー」。プロの仕事を総合的にサポートするトータル・プロジェクトセンターでもある。307台の駐車場も完備し、2018年11月6日に開業。

④千葉県「(仮称)カインズMakuhari Garden Mall店」(習志野市芝園一丁目1番19)1万2601㎡。ホームセンターのカインズが建築設置者の商業施設で、駐車場は543台分を確保。2018年11月28日新設予定だ。

⑤京都府「(仮称)Jモール西舞鶴」(舞鶴市字女布小字馬場2番1ほか)1万0604㎡は、2018年11月10日新設。ホームセンターのジュンテンドーが展開する商業施設。西松屋、ユニクロ、ダイソーをはじめ、食品スーパーマーケットのさとうやドラッグストアのキリン堂も出店予定だ。

その他、5000㎡以上は7件。
①三重県｢SUPER CENTER PLANT伊賀店」8530㎡。2018年11月10日新設。
②鹿児島県「中央町19・20番街区第一種市街地再開発事業施設建築物」8150㎡。2020年10月1日新設。
③三重県「コメリパワー明和店本館」6334㎡。2018年11月3日新設。
④京都市「(仮称)カナートモール伏見店」 6036㎡。2018年12月1日新設。
⑤東京都「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト(A棟・ホテル)」 5714㎡。2018年11月3日新設。
⑥埼玉県「ベイシア深谷荒川店」5432㎡。2018年11月10日新設。
⑦北九州市「ホームプラザナフコ小倉南店新館」5206㎡。2018年11月21日新設。

３月は年度末で、この1年間の届出件数は557件だった。その中でとくに出店数の多いコスモス薬品は、1年間で90件の申請をした。昨2016年度（2016年4月～2017年3月）の申請は合計544件だったから、13件だけ増えたことになる。ちなみに、2015年度571件、2014年度669件、2013年度705件、2012年度738件、2011年度621件、2010年度584件、2009年度500件。2012年度がピークだった。

詳細は経済産業省発表の下記表を参照。

⇒大規模小売店舗立地法（新設）届出の概要【2018年3月末】
⇒大規模小売店舗立地法（新設）届出件数【2018年3月末】

＊商人舎magazineのDATABASEにも掲載中。