4月労働力調査統計|卸売・小売業12ポイント増の1078万人/完全失業率2.5%

総務省統計局から4月の「労働力調査(基本集計)」速報が発表された。

4月の就業者数は6671万人。前年同月に比べて171万人増え、64カ月連続の増加となった。就業者とは、従業者と休業者を合わせたもので、大きく分けて「自営業主」「家族従業者」「雇用者」がある。


(総務省統計局 労働力調査より:以下同じ)

そのうちの雇用者数は5916万人と、前年同月より159万人増え、こちらも64カ月増加が続いている。

このうち、正規の職員・従業員は3467万人。前年同月に比べて67万人プラスで、41カ月連続の増加を示している。

一方、非正規の職員・従業員は2104万人で、100万人増え、7カ月連続のプラスだ。増えているのは「宿泊業、飲食サービス業」44ポイント、「サービス業(他に分類されないもの)」29ポイント、「卸売業・小売業」12ポイント。卸売業・小売業の従業者数は1078万人で最も多い。

その結果、就業率は60.1%で、1.6ポイント上昇している。

一方で、完全失業者数は17万人減少して、180万人。95カ月連続で減少傾向にある。季節調整値の完全失業率は2.5%で前月と同率だが、男性は28%と0.1ポイント上昇している。

非労働力人口は4238万人。前年同月に比べて159万人マイナスで、35カ月連続で減少している。それだけ非正規から正規への移行が進んでいることになる。

⇒総務省総務局「4月労働力調査(基本集計)」

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