5月労働力調査統計|就業者65カ月増/卸・小売業9pt上昇/完全失業率2.2%
総務省統計局から5月の「労働力調査(基本集計)」速報が発表された。
5月の就業者数は6698万人。前年同月に比べて151万人増え、65カ月連続の増加となった。就業者とは、従業者と休業者を合わせたもので、大きく分けて「自営業主・家族従業者」「雇用者」がある。
雇用者数は5931万人と、前年同月より135万人増え、こちらも65カ月増加が続いている。
このうち、正規の職員・従業員は3511万人。前年同月に比べて74万人プラスで、42カ月増加が続いている。非正規の職員・従業員は2079万人で76万人増え、8カ月連続のプラスだ。
産業別従業者を見てみると「宿泊業、飲食サービス業」は21ポイント、「情報通信業」と「医療・福祉」が14ポイント、「学術研究、専門・技術サービス業」は13ポイントの増加。そして卸売業・小売業の従業者数は1077万人で最も多く、9ポイント上昇した。
その結果、就業率は60.3%で、1.4ポイント上昇している。
一方で、完全失業者数は52万人減少して158万人。96カ月連続で減少している。季節調整値の完全失業率は2.2%で、前月に比べ0.3ポイント低下した。
非労働力人口は4235万人。前年同月に比べて109万人マイナスで、36カ月連続で減少している。