5月家計調査統計|二人以上世帯消費支出3.9%減/酒類・魚介類二桁減

5月の「家計調査報告」速報が総務省統計局から発表された。

総務省では2018年1月から、調査用紙「家計簿」の記載様式を全面的に改正している。その調査方法の変更の影響を調整した推計値だ。

2人以上の世帯の消費支出は28万1307円。前年同月比実質は3.9%減で、4カ月連続で前年を下回った。

5月の消費支出で増加したのは、住居、保健医療、教育の3項目。一方、減少したのは、食料、光熱・水道、家具・家事用品、被服及び履物、交通・通信、教養娯楽。


(総務省統計局・家計調査資料に基づいて商人舎にて作成)

5月の食料費は、全項目が前年を下回った。穀類6299円(▲2.6%)、魚介類5825円(▲12.2%)、肉類7522円(▲1.5%)乳卵類3908円(▲5.4%)、野菜・海藻9035円(▲3.9%)、果物2706円(▲7.2%)、油脂・調味料3588円(▲1.4%)、菓子類6781円(▲4.5%)、調理食品9754円(▲0.8%)、飲料4892円(▲3.7%)、酒類3285円(▲15.0%)、外食1万4531円(▲7.4%)。

全項目苦戦したが、とくに酒類と魚介類は、二桁減と低迷した。

2人以上の勤労者世帯の実収入は1世帯当たり43万9089円。前年同月比実質0.3%の5カ月連続減少だ。消費支出は31万2354円で実質6.1%減。2カ月ぶりに前年を下回った。

>第1表  主要家計指標-二人以上の世帯
>第2表  1世帯当たり1か月間の収入と支出 -二人以上の世帯

*上記の総務省の表は商人舎magazineのDATABASEにも掲載中。
*出典 家計調査結果(総務省統計局)

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