6月総合スーパー統計|売上高0.1%増/食料0.5%・衣料▲1.4%・住関▲1.6%

日本チェーンストア協会から「チェーンストア販売統計6月度速報」が発表された。この協会の加盟社には総合スーパー業態を運営する企業が多いことから、商人舎ではこの統計を総合スーパーの大まかな動向を見る指標としている。あくまでも大まかな指標だが。

6月の加盟企業数56社、1万0187店舗。企業数は5月と変わらないが、店舗数は1カ月で64店舗増えている。また前年同月からは688店舗増加した。

6月の総販売額は1兆0488億6712万円で、前年を0.1%上回った。

食料品は0.5%増収した。農産品は相場安の影響で▲0.9%と前年を下回ったが、畜産は横ばい、水産は0.7%増とわずかながら前年をクリアした。また、惣菜は、温野菜や揚げ物、焼き物、和惣菜、米飯、寿司の動きが良く、1.4%増と一番伸長率が高かった。

衣料品は1.4%減で、すべてのカテゴリーが前年を下回った。婦人衣料は、マニッシュスーツ、パンツ、麻製セーターなどの動きは良かったものの、フォーマル、ブラウス、Tシャツなどが不調で▲3.1%。紳士衣料は、ドレスシャツ、ポロシャツ、イージーパンツなどの動きは良かったが、スーツ、ジャケット、スラックスなどの動きが鈍く▲2.2%。

住関品は1.6%減。医薬・化粧品1.5%、家具・インテリア0.1%と前年を上回ったが、ほかはマイナス。とくに家電製品は▲12.6%と二桁減。エアコン、扇風機などの季節商品や、液晶テレビ、布団乾燥機、除湿機、乾電池などは売上げを伸ばしたが、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、食器乾燥機、ドライヤー、デジカメなどが苦戦した。

6月の部門別の売上高(売上構成比)と、店舗調整後の前年同月比は以下の通り。

食料品 6911億0371万円(65.9%) +0.5%
・農産品   959億1818万円 (9.1%)  ▲0.9%
・畜産品   805億2613万円 (7.7%) ±0.0%
・水産品   605億2449万円 (5.8%) +0.7%
・惣 菜   808億7406万円 (7.7%) +1.4%
・その他食品 3732億6085万円 (35.6%) +0.8%
衣料品     875億0314万円 (8.3%) ▲1.4%
・紳士衣料  178億8431万円 (1.7%) ▲2.2%
・婦人衣料  223億9781万円 (2.1%) ▲3.1%
・その他の衣料・洋品 472億2102円(4.5%) ▲0.2%
住関品 2055億9492万円 (19.6%)    ▲1.6%
・日用雑貨品 764億4987万円 (7.3%) ▲2.6%
・医薬・化粧品 306億9170万円 (2.9%) +1.5%
・家具・インテリア 571億0812万円(5.4%) +0.1%
・家電製品   71億2072万円 (0.7%) ▲12.6%
・その他商品 342億2451万円 (3.3%) ▲2.5%
サービス   26億0268万円 (0.2%) ▲0.3%
その他  620億6267万円 (5.9%) +3.6%

>チェーンストア販売統計2018年6月

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