7月生協統計|店舗販売・宅配ともに伸びて供給高2.6%増
日本生活協同組合連合会(本田英一代表理事会長)が7月度の供給高(売上高)速報を発表した。全国66主要地域を集計している。
日本生活協同組合連合会渉外広報本部の伊藤治郎本部長が報告した。
7月は、総供給高(売上高)2247億4000万円で、前年同月を2.6%上回った。
店舗販売は、776億3400万円で1.8%増と、5カ月ぶりに前年を超えた。不調だった農産が回復し、水産、畜産、惣菜、食品も好調だった。またプロモーション効果もあって、米の売上げが伸長した。西日本豪雨や台風の影響も大きく、水や保存のきく食品が売上げを伸ばした。
宅配は1417億6800万円、1.5%増で40カ月連続で伸長している。そのうち個配は983億5200万円。利用人数が安定的に増加していることもあり、3.2%増と引き続き好調だ。ただし、梅雨明けが早まり猛暑が続いたことで、飲料などの夏需商品の調達が間に合わない状況が発生した。
西日本豪雨の被害が出ている広島や岡山などでは、商品が届けられないエリアがあり、いまだ復旧段階にあるという。西日本豪雨では、ボランティアセンターへ看護師を派遣して、ボランティアの人たちの体調管理の支援を行っている。⇒流通スーパーニュース