外食は天候不順も売上高は3カ月連続プラス

小売業各業態だけでなく、外食も天気に左右された7月だった。

 

今日26日、日本フードサービス協会が発表した外食市場動向調査。

 

全体的に梅雨明けが早く、月前半の気温の高さや猛暑日がアルコール類や冷たいメニューの販売にプラスに働いた。

一方、後半は東北地方や山陰地方の天候不順、1日少ない日曜日が影響して客数はマイナスとなった。

 

この結果、外食全体の客数は前年同期比▲1.0%だったが、客単価は同1.1%増で、売上高は同0.1%のプラスとなった。

 

業態別にみると、ファストフードの売上高は同▲0.5%。和風が同3.3%増と好調だったものの、洋風は客数が伸びず同▲2.4%。

 

ファミリーレストランは洋風、和風、中華、焼き肉いずれも前年を上回り、同1.7%増。特に焼き肉が同5.3%増と伸びが大きかった。

 

パブ・居酒屋は同▲3.0%と前年を下回ったが、暑い日が続いたためパブ・ビヤホールは同4.5%増で好調だった。

 

ディナーレストランは天候不順の影響を受け、客数が同▲2.8%。売上高も昨年11月以来9カ月ぶりに同▲2.4%と前年を下回った。

 

喫茶は梅雨明けが早かったことと、猛暑だったことで冷たいドリンクの売れ行きがよかった。月後半の天候不順の影響をカバーして、売上高は同0.3%増と5カ月連続で前年を上回った。

 

小売業も外食業もみな一緒。

天気に左右された7月だった。

地球温暖化の影響か、それとも地球レベルの環境問題対策が必要なのか。


ウェザーMDが、ますます重要になることは確かだが、人間が考え行動する要素こそが、小売りサービス業の本質だ。

それがなくならない限り、商売は面白い。


 

検索キーワード: 外食 市場動向 日本フードサービス協会

 

 

 

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