12月家計調査統計|消費支出4カ月ぶりに0.1%増/食料費6カ月連続で支出減
12月の「家計調査報告」速報が、総務省統計局から発表された。
2人以上の世帯の消費支出は32万9271円。前年同月比は実質0.1%増で、4カ月ぶりに前年を上回った。
12月に消費支出が増加したのは、「住居」「家具・家事用品」「被服及び履物」「交通・通信」「教育」「教養娯楽」「その他の消費支出」の7費目。
一方で、「食料」「光熱・水道」「保健医療」は前年を下回った。
(総務省統計局・家計調査資料より)
12月の食料費は9万8805円。3.2%減で、6カ月連続で減少した。
前年に比べて消費金額が増えたのは、野菜・海藻9773円(1.3%)と飲料4650円(2.3%)の2項目のみ。
それ以外の10項目は減少した。果物4051円(▲10.9%)、魚介類1万0669円(▲7.7%)、酒類4639円(▲7.4%)、穀類7654円(▲6.5%)、乳卵類3981円(▲6.5%)、肉類9819円(▲5.1%)、調理食品1万3703円(▲2.8%)、外食1万6075円(▲0.8%)、油脂・調味料4476円(▲0.7%)、菓子類9315円(▲0.4%)。
また、2人以上の勤労者世帯の実収入は1世帯当たり102万6628円。前年同月比実質8.8%増と伸び率も高く、2カ月連続で増えた。しかし、消費支出額は2.5%減の35万1044円と、2カ月連続で減少している。節約傾向があるのか。
>第1表 主要家計指標-二人以上の世帯
>第2表 1世帯当たり1カ月間の収入と支出 -二人以上の世帯
*上記の総務省の表はWeb版「月刊商人舎」のDATABASEにも掲載中。
*出典 家計調査結果(総務省統計局)