2月労働力調査統計|就業率0.7%改善・完全失業率0.2ポイント減の2.3%

総務省統計局から2019年2月の「労働力調査(基本集計)」速報が発表された。
2月の就業者は78万人増えて6656万人。74カ月(6年2カ月)連続で前年同月を上回っている。就業者には大きく分けて、「自営業主・家族従業者」と「雇用者」がある。

雇用者数は5962万人と、前年同月より87万人増加していて、こちらも74カ月増え続けている。

このうち、正規の職員・従業員は3486万人。前年同月に比べて56万人プラスで51カ月連続の増加だ。非正規の職員・従業員は37万人増の2157万人と、17カ月連続で増えている。

就業率は60.0%で前年同月に比べて0.7ポイント上昇した。

産業別従業者を見ると、卸売業・小売業の従業者数は1051万人で、前年同月に比べて32万人と全産業中、最も減少した。製造業は1068万人と最大になったが、14万人の減少。

一方、医療・福祉は835万人で49万人と最も伸長した。情報通信業も就業者235万人で22万人の伸び。建設業は1万人の減少にとどまって496万人だ。

完全失業者数は前年同月に比べて10万人減って156万人で、2カ月ぶりに減少に転じた。季節調整値の完全失業率は2.3%で前月に比べて0.2ポイント低下した。

⇒総務省総務局2月労働力調査(基本集計)

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