6月総合スーパー統計|前年0.5%減/衣料4.3%減も水産2.5%増・惣菜1%増

日本チェーンストア協会が「チェーンストア販売統計6月度速報」を発表した。加盟企業数は5月から1社減って56社。前月から17店舗減の1万0456店の集計だ。

6月の総販売額は1兆0026億2695万円。前年同月比0.5%減となった。

売上構成比の66%を占める食料品は6616憶5127万円で、前年比0.2%減少した。そのなかで農産品は0.4%増、水産品2.5%増、惣菜1.0%増と健闘した。

衣料品は761億7442万円で4.3%減。父の日プロモーションで紳士衣料は5月に比べて6.6%増加したが、婦人衣料は前月より11.5%減っている。衣料品は売上構成比の7.6%と、全体に占める割合は年々減っている。

売上構成比19.8%の住関連は1982憶5163万円と、前年比0.7%の減少だ。家具・インテリアは1.6%増。6月は人事異動の時期でもあり、収納用品や寝具に動きがあったようだ。家電製品は昨年の猛暑による季節家電特需の反動で、6.8ポイント減収だ。

そしてサービスは22億1070万円(2.6%減)、その他は643億3893万円(2.4%増)。

令和元年6月度は、食料品は、農産品の相場安の影響が出た。衣料品、住関品も、天候不順から動きが鈍かった。

<部門別の概況>
・食料品 6,616億円 (店舗調整前) 95.7% (店舗調整後) 99.8%
・衣料品 761億円 (店舗調整前) 87.1% (店舗調整後) 95.7%
・住関品 1,982億円 (店舗調整前) 96.4% (店舗調整後) 99.3%
・サービス 22億円 (店舗調整前) 84.9% (店舗調整後) 97.4%
・その他 643億円 (店舗調整前) 103.7% (店舗調整後) 102.4%

●チェーンストアに関係する6月の主なニュース
○6/03 原田義昭環境大臣は、プラスチック製レジ袋の無料配布を禁じる法令を制定すると表明した。
○6/10 内閣府は、5月の街角景気は、季節調整値が前月より1.2ポイント下がり44.1となったと発表した。
○6/21 総務省が発表した5月の全国消費者物価指数は、総合で101.8となり、前年同月比0.8上昇した。
○6/28 総務省が発表した5月の完全失業率は、2.4%と前月から横ばいで推移した。
○6/28 日本が初めて議長国を務める主要20カ国・地域首脳会議が大阪市で開催された。
た。

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